極めたはずが…“スポッ” シューズ脱ぎ捨て足関を回避 老獪な技の数々に「いちいち面白い」「まるでコント」視聴者騒然
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 アンクルホールドが極まった次の瞬間に“スポッ”…リングシューズを脱いで足関節を脱出。次々と繰り出される反則や小細工…それと相反する切れ味鋭い技の数々に「いちいち面白い」「まるでコント」など視聴者が騒然とする場面があった。

【映像】「まるでコント」の“脱皮”作戦

 3月7日に横浜武道館で開催されたプロレスリング・ノア「GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMA」で、GHCナショナル王者・拳王とケンドー・カシンが対戦。最後は拳王のダイビング・フットスタンプ(P.F.S)に沈み敗れたカシンだが、老獪な“カシン・ワールド”を存分に発揮。それらを堪能した視聴者からは「どっちの価値も落ちない試合だった」「目立ち方はカシンの勝ち」など絶賛の声があがった。

 タイトル挑戦決定直後から、”海賊ライオン丸”、”謎の白覆面”ら刺客の襲撃、試合前会見でのびっくり箱サプライズからクラッカー&火炎攻撃など、リングの内外で王者・拳王に精神的揺さぶりをかけてきた「悪魔仮面」カシンは、この日のリング上でもやりたい放題だった。

 入場からすでに怒り心頭の拳王は真っ赤なガウンを投げつけ奇襲。ヒールを極められるとカシンは、レフェリーの足を掴んで心中に見せかけて目を盗んだ急所攻撃と、試合前の「反則は無しで」の自ら提案した紳士協定もどこ吹く風だ。

 場外では、飛沫感染予防のアクリル板を使い拳王の顔を押さえつけ、変顔を晒す精神攻撃。使えるものは全て使う老獪ぶりにABEMAの視聴者からも「地味に痛そう」「息ができない」「凶器のチョイスが独特」との声があがった。

極めたはずが…“スポッ” シューズ脱ぎ捨て足関を回避 老獪な技の数々に「いちいち面白い」「まるでコント」視聴者騒然
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 反則三昧のカシンだが、時折見せるワザは天下一品だ。ラ・メセドーラからキャメルクラッチへと移行し鼻と口をかきむしると、拳王も思わず「痛い、痛い」と悶絶。高い技術力にダーティーなアクセントをまぶすスタイルにコメント欄は「うまいなあ」「イキイキしている」と肯定的な意見も少なくない。

 この日、ABEMAでゲスト解説を務めた山田邦子も変幻自在なカシンの姿に「いい選手だな、何でもできるんだなぁ…」と思わず呟いた。

 さらにカシンワールドは続く。試合序盤に自らリングシューズの靴ひもを緩めると、視聴者からは「靴紐が緩くなっていて気になる」との指摘が。その後、拳王がアンクルホールドを極めると、靴を脱いで技から逃れる“脱皮”作戦。これには「カシン面白すぎる」「そんな伏線が…」「これが狙いだったのか!」と視聴者も大盛り上がりだ。

 靴を脱いだ後、丸め込み3連発で拳王を“あわや”3カウントまで追い込んだカシンだったが、ここで万策尽きたか、拳王のハイキックからP.F.S.2連発を食らってリングに沈んだ。

 惜しくも敗れたカシンだが、試合後は「カシン選手の魅せるプロレスが見れて良かった」や「どっちも価値が落ちない試合」「目立ち方はカシンの勝ち」など、その戦いぶりを絶賛する声が多く聞かれた。

 試合後には勝者・拳王に踏みつけられた状態で、次の挑戦者である藤田和之の指名を聞くという屈辱プレイに足をバタつかせたカシン。さらに杉浦軍の盟友・藤田、NOSAWA論外や若手も加わり全員でカシンを踏みつけながら乱闘という謎の展開に…。「いちいち面白い」「まるでコント」「最後まで圧倒的、カシンおいしすぎる」など、最後まで“カシン・ワールド”の見どころは尽きなかった。

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