BACKSTAGE TALK #18 JAGGLA

AbemaMix出演の合間に、HIPHOPライター 渡辺志保 氏がアーティストにインタビューを実施!
ココでしか聞けないBACKSTAGE TALKをお届けします!

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは
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ー面と向かってインタビューするのは初めてなので、まず、JAGGLAさんの地元の話から伺いたいなと思います。大阪の高槻市ということですが、個人的にはジャズとお酒の街、というイメージが強いです。

JAGGLA:そうですね。ジャズがめっちゃ根付いていて、粋なおっさんらがバーをやってるんです。もちろん、ジャズもブラック・ミュージックじゃないですか。そういう人たちが「若くてヒップホップやってるんや」ってことで、僕たちのことを可愛がってくれていて。

18歳の時に初めて高槻で自分のイベントをやったんですけど、その会場もジャズ・バーでした。もともと、高槻には高槻POSSEという先輩格の人たちがいて、彼らもジャズ・バーでイベントをやっていたんです。僕も最初はそういう先輩達のイベントに遊びに行かせてもらって、オープンマイクで握らせてもらって…ということもやっていました。

【映像】JAGGLA AbemaMix ライブパフォーマンス

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ー自分たちでイベントを開くころには、既にJAGGLAさん達のクルー、”TORNADO“を名乗っていた?

JAGGLA:イベントをやるころにはみんなTORNADOって名乗っていて。元々は、16、17歳の時に、亡くなってしまったK-YO YAYOってやつと「ラップやろうぜ」と始めたのがきっかけでした。そこから、HABUちゃんとかBICとか、中学校の同級生のヤツらも増えていって。LIL DRAGONは隣の中学校の一個下。そうやって、地元で集まり始めたんです。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ー高槻にいなかったらラップやってなかったな、って思います?

JAGGLA:それはめっちゃ思います。地元の駅の前にバーがいっぱいあるんですけど、ヒップホップが好きっていうだけで、そういった場所にパッと見に行って、そこからステージに立てる環境があった。

思春期に、一番手っ取り早くカマせる場所があったんですよね。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ー2ndアルバム『THE STREETS MADE ME』を聴いた時に、ラッパーとしての覚悟を感じた気がしました。16歳頃からマイクを握って、今、既に15年くらいが経っているってことですよね。ラッパーとして下の世代を引っ張っていく中で、大事にしているマインドはありますか?

JAGGLA:言うたら、かっこよくてクールなだけじゃない部分も曝け出して、リリックに入れることもあるんです。俺っていう存在をそのまま出したいというか、自分の中で「ダサい」と思うことをやってしまったこともある。でも、そうした内容もリリックにして、パーソナルな部分を見てもらっている。

それで、「あいつでもヒップホップでメシ食えんねや」って思ってもらえるのは夢があるんちゃうかなって思いますし。今日もフレシノとライブして来たんですけど、あの人は才能そのものって感じ。そういうものは、自分には無いものやなと思ってるんです。でも、そんな僕でもマイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。

下の世代には、そういう姿を見せたいなって思います。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ーKid Fresinoさんのアルバム『20,Stop it.』に収録された「incident」でのコラボ、多くの人が意外に思ったのでは?と思います。JAGGLAさんの、哀愁漂うストリート的なフレイヴァーがマッチしていて本当にかっこよかったです。

JAGGLA:いや、僕も意外でしたね。最初、DMで誘ってもらったんですよ。その時に「誘ってもらえんねや」って思って。これまで、会ったことない人と曲を作ることってやったことなかったし、やらんようにしてた。

でも、フレシノくんのことは結構前からチェックしてたし、ラッパーとしてすげえリスペクトしてる人だったんです。そういう人に(自分の曲を)聴いてもらって誘ってもらったら嬉しいじゃないですか。それで、オファーを受けることにしたんです。

ージェイ・Zの「Song Cry」を彷彿とさせる部分なんかもあって、哀愁を感じる曲ですよね。

JAGGLA:テーマとかは話さずに作り始めたんです。最初に、フレシノ君からヴァースが送られてきて、それを聴きながら「あ、こういうこと言いたいんちゃうかな」と自分で解釈していった。それで、自分のヴァースを乗っけて送ったらめっちゃ喜んでくれたんですよ。

そうしたら何時間後かに「今、送ってもらったヴァースでフックが浮かんだんで、今すぐフックを録って送ります」って返って来て、本当にサビが半分の入った音源が送られて来た。それをさらに自分のリリックで埋めていったんです。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ーJAGGLAさんの曲を聴いていると、背筋がピッとする感じがあるんです。今までラップをしてきて、一番印象に残っている出来事とかありますか?ラッパーとしての転機というか。

JAGGLA:仲間がおらんくなったり、死んでしまったりっていうことがあって。そういう経験を経て、残ってる奴らの絆が強くなったことですかね。気持ちも強くなりましたし。自分ももちろん、のちに死ぬ時がやってくる。その時に、先に逝った仲間と「こんなこともあんなこともやったよ」って話をしたい。

だから、「そいつらに胸張って会えるようにやっていこう」という感じですかね。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ー今後のプロジェクトはどんな感じですか?

JAGGLA:ジャパニーズ マゲニーズのアルバムも、今、終盤くらいまで出来てるので春ぐらいには出せそうです。めっちゃいいのが出来ているので。

JAGGLA「マイク一本でカマせることもあるんちゃうかって思う。 下の世代にはそういう姿を見せたいなって。」大切にしている事とは

ーソロの時とマゲニーズの時はガッツリ作風を分けている感じですか?

JAGGLA:自分のアルバムを作るときは、「こういうことが求められていたり、こういう音が流行っていたり」みたいな、本来考えんでいいことも考えないといけないじゃないですか。本来、自分が好きなこととは違うこと、みたいな。でも、マゲニーズをやりだしたことによって、ソロはほんまに自分がかっこいいと思うことだけを、集中してできる様になりました。

さっきの転機の話じゃないですけど、マゲニーズ結成が結構、転機やったかもしれん。マゲニーズはとにかく、みんなに楽しんでもらうっていうのが軸なので。

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JAGGLA『AbemaMix』SP LIVE SET
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