将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が3月19日に行われ、三枚堂達也七段(27)が横山泰明七段(40)に83手で勝利した。三枚堂七段は午後7時から、決勝進出をかけて高見泰地七段(27)と対戦する。
前日まで、今年度の勝率が.667と絶好調の三枚堂七段は、同じく好調の横山七段と横歩取りの将棋に。飛車、角と大駒2枚を交換し合う派手な展開から「桂馬の貴公子」と呼ばれる三枚堂七段が、2枚の桂馬で玉頭攻め。中盤からリードを奪うと、相手の攻めをしのいでからはさらに優勢に。最後は華麗に即詰みに討ち取った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)