将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が3月19日に行われ、三枚堂達也七段(27)が高見泰地七段(27)に133手で勝利した。三枚堂七段は次局に勝利すれば、本戦出場を果たす。
三枚堂七段が雁木、高見七段が矢倉で始まった一局は、中盤・終盤と高見七段のペースで進行。それでも三枚堂七段は崩れかけた自陣を少しずつ立て直すと、反撃開始。「桂馬の貴公子」らしく、要所で桂馬を有効に使い高見陣を切り崩すことに成功。最後は詰むや詰まざるやの熱戦になったが、なんとか振り切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)