20日に『格闘DREAMERS』(ABEMA)のepisode 2「洗礼」が放送された。波乱万丈の人生を生きる金の卵たち=DREAMERSが、LDH martial artsとの契約を目指してサバイバルする格闘オーディション番組だ。
二次オーディションのために行われたのは2泊3日の合宿。17名の参加者たちの前に現れたのは、総監督を務めるDREAMフェザー級元王者・高谷裕之で「ついて来れない奴はその場で帰ってもらうことになる」と檄(げき)を飛ばした。ヘッドコーチはUFCでタイトル挑戦の実績を持つ岡見勇信だ。
RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)が「こんな苦しみ、生きていく上で感じなくていい。でもそれを自ら行くということは、普通じゃない次元に行こうとしている」と話せば、陣(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)も「これを乗り越えたらホンマに強い」と合宿の意義について語った。
練習は朝・昼・夜の3部練習。ライバルとの共同生活を通じて、フィジカルはもちろん覚悟も試される。まずはグラウンドに出ての走り込みで、1600メートル走で6分半以内に走るよう指示を受けるも、「本数はまだ言えない」とトータルの周回数は不明のままでスタートを切った。1分半の休憩をはさんで2周目、3周目とラップを刻むにつれ、東海大学柔道部から参戦した高木オーディン祥多が好調な成績を見せる一方、高校でラグビー全国制覇の経験を持つ八木敬志など、周回遅れになる参加者も。
走り込みのあとは、息の整う間もなく打撃の練習へ。シャドー、立ち技スパーリング、ミット打ちなど、打撃をメインにみっちり2時間実施。ここでは過酷な練習で足をつる者が続出。さらにはスパーリングで思った通りの結果が出せずに、精神的に追い込まれ涙を流す参加者も。ボクシングU-15全国優勝経験を持つ阿部隼人は、「自分の力が全然通用しない。このままだと落ちちゃう」と悔し涙をこぼした。
昼食と休憩をはさみ、3部となる夜練習では寝技がメインを行う。総合格闘技に不可欠な体幹、下半身の筋力補強やスパーリングなどを1時間半通しで敢行。心身ともに疲弊しきった参加者たちの元に陣中見舞いに訪れたのは、武知海青、神谷健太、LIKIYA(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)の3名。体育館の入り口から練習風景を眺めた武知は「キツそう、キツそう……」と漏らし、LIKIYAも壮絶な練習内容を目の当たりにして「キツいな……」と絶句していた。