28日に日本武道館で「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2」が行われ、K-1スーパー・フェザー級タイトルマッチで武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が挑戦者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)を2R 1分10秒、那須川天心の目の前で見事なKOで沈めて見せた。
戦前、“レオナ優勢”としていた魔裟斗だったが、試合終了直後には武尊が何やら笑顔で放送席の魔裟斗に声をかけたことに触れると「武尊が初めて僕のことを呼び捨てにしましたよ」と告白。さらに「僕の予想はレオナにしていたんですけど…武尊、ごめん。強かった、本当に強かった」と武尊に謝罪した。
また両者の激闘を振り返った魔裟斗は「ライバル対決が燃える。本人もそうだし、見ている人もそうだし、『どっちが勝つんだという論争が最高』」と話すと、惜しくも敗れたレオナについて「7カ月くらい武尊のことばかり考えていましたからね」とその心情を慮った。
劇的なKO決着について魔裟斗は「(コロナ禍で)今日、本当は騒いじゃいけないんですけど…解説席で僕が一番騒いでいたと思います」と暴露。興奮を禁じ得なかったことも告白した。
その後、魔裟斗のもとに現れた武尊は「(レオナ優勢の予想について)魔裟斗さんの優しさかと思っていた。試合前、逆に気持ちが楽になりました。追われるプレッシャーより、追う方が気持ちいい」と話すと「相手への恐怖というより、色々なプレッシャーが今回はあった。今までやってきたことがこの試合負けることによってパーになるので…そういう恐怖とずっと闘っていた」などと本音を明かした。