『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に芸人のスギちゃんが登場し、「ダメな自分をイジられたくなかった過去」を語った。
▶︎動画:スギちゃん、『A-Studio』本番中に地面に伏して号泣
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの伊集院光、高見奈央、AKB48の横山由依らが出演。
2011年にワイルドキャラで一世を風靡したスギちゃん。ワイルドキャラのネタを完成させた3ヶ月後にはR-1グランプリ2012で準優勝し、最高月収は1000万円と、仕事は絶好調だった。
当時はすでに一発屋芸人がイジられるような雰囲気があったが、スギちゃんは「俺はあいつらとは違う!」と自分の実力を過信していた。しかし、新しいワイルドネタシリーズをテレビ番組で仕掛けていくも、どれも不発に終わったという。
スギちゃんは自信をなくし始めていたが、そんなとき、トーク番組『A-Studio』からゲスト出演のオファーが来た。スギちゃんはブレイク前からこの番組で前説を担当していたといい、お世話になった分「結果を出したい!」と力が入っていた。
A-Studioでは、MCの笑福亭鶴瓶が事前にゲストの関係者に直接取材を行い、まだ世に出ていない苦労話や感動話などを披露する。しかし、成長した姿を見せたかったスギちゃんは、苦労話には食いつかず、ウケ狙いのトークを連発。鶴瓶が持っていきたい方向とは逆に突っ走ってしまった。「前説していたときに比べて、『鶴瓶さん、こんなにでかくなって、おもしろくなって帰ってきたんです』っていうのを見せたくてしょうがなかった」という。
そして番組終盤、スタジオに1人残った鶴瓶がゲストについて語るシーンに入ると、スギちゃんは不甲斐なさのあまり、本番中に号泣。セットの裏で地面に伏して泣いていたそうで、鶴瓶は「なんで泣いてんだよ」と驚いていたという。
「驚いたでしょうね、感動してくれたと思ったら、うまくいかなくて泣いてる」とスギちゃんが言うと、若林は「それMCの人はショックよ。ゲスト迎えてゲストに『うまくいかなくて』って言われたら……」とMC側の気持ちを代弁。
スギちゃんは、「これも実力を過信する人の特徴なんですよね。自分がこう行こうと思ったら人の話聞かないですから」と、独りよがりだったことを反省していた。