「実況やるつもりだったんですけどね」藤森哲也五段、将棋でも“名調子”本大会出場決定/将棋・ABEMAトーナメント 将棋 2021/04/04 11:00 拡大する 実況をやるつもりが、される側になった。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の15チーム目を決めるエントリートーナメントの模様が4月3日に放送され、関東Bブロックは藤森哲也五段(33)が優勝した。ドラフト会議では、多くの棋士が指名される様子を実況する立場だったが、出場枠を自力で獲得。今度は本職である将棋で魅せる。【動画】藤森哲也五段が優勝した一局(3時間47分ごろ~) ブロック優勝、15チーム目に入ることが決まった後の感想は「実況やるつもりだったんですけどね」だった。藤森五段といえば、放送対局での解説がスポーツ実況さながらという特徴があり、将棋界にはないワードを用いることから「藤森語録」とも呼ばれてきた。ドラフト会議では、ともに実況していた戸辺誠七段(34)が指名を受ける様子を目の当たりすると、直後には大会を実況で盛り上げると宣言していた。それでも本職は戦う棋士。指名から漏れた棋士で戦うエントリートーナメントで、積極的な「藤森将棋」をフルに発揮した。 続きを読む 関連記事