将棋の叡王戦段位別予選(五段戦)が4月5日に行われ、古森悠太五段(25)が牧野光則六段(32)に140手で勝利した。古森五段はこの後、午後7時から決勝で長岡裕也六段(35)と対戦する。
角交換型振り飛車の出だしから始まった一局は、中盤まで一進一退の攻防が続いていたが、強固な銀冠で自玉の安全度を高めていた古森五段が徐々に優勢に。終盤には牧野六段も粘りを見せ、熱のこもった戦いとなったが、最後は古森五段が牧野玉を即詰みに討ち取った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。21人が参加する五段戦は優勝者の1人だけが本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)