将棋の叡王戦段位別予選(四段戦)が4月6日に行われ、井出隼平五段(29)が石川優太四段(26)を下し、本戦出場を決めた。
井出五段の居飛車、石川四段の三間飛車の対抗形で始まった将棋は、中盤まで穴熊の堅さを活かして石川四段がリードをしていたが、井出五段が粘り強い攻めでなんとか攻略。一気に井出五段ペースに傾いた。それでも盤上の駒がどんどんと少なくなると、井出五段は勝勢ながらもなかなか寄せ切ることができず、対局は長手数に。ミスができない1分将棋というプレッシャーもある中、151手までかかりようやく決着がついた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。17人が参加する四段戦からは優勝者1人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)