将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が4月9日に行われ、広瀬章人八段(34)が糸谷哲郎八段(32)に108手で勝利した。広瀬八段は午後7時から本戦出場をかけた決勝で、藤井聡太王位・棋聖(18)と対戦する。
タイトル経験もある順位戦A級同士の対決となった本局は、どちらも得意とする角換わりからスタート。攻め合いの中で広瀬八段は居玉のままうまくバランスを取ると、糸谷八段の曲線的な戦い方に惑うことなく確実な寄せ。先の持ち時間を使い切り1分将棋に入ったものの、ミスすることなく安定した戦いぶりで勝ち切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する八段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)