カーフキックならぬ“かかと”カーフが話題 「恐ろしいな…」「痛そうだ」驚きの声も
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 昨今、何かと話題になることの多いカーフキック。とある試合において、カーフをかかとで狙う「かかとカーフ」が注目を浴び、危険な攻撃に「恐ろしいな…」「痛そうな攻撃」など驚きの声が上がった。

【映像】注目を集めた“かかと”カーフ

 4月8日にシンガポールで開催されたONE Championship「ONE ON TNT I」で、タイラー・マグワイア(アメリカ)とレイモンド・マゴメダリエフ(ロシア)が対戦。ダゲスタンからの新たな刺客が、実力あるベテランファイターを相手にワザの引き出しの多さを披露。中でも視聴者が注目したのは、首相撲からハンマーのようにかかとを打ち下ろす「かかとカーフ」だった。

 元軍人の経歴を持ちMMAで猛威を振るうロシア・ダゲスタン共和国出身のマゴメダリエフは、ハビブ・ヌルマゴメドフと同門ジム所属の選手。対するは、同じく軍人経験があり、現在は子どもたちをサポートする団体での慈善活動も紹介されることが多いマグワイアだ。

 試合はマゴメダリエフの怒涛のヒザ攻撃で幕開け。首相撲ではムエタイ仕込みのクリンチやヒジ、ヒザを巧みに使った多彩な攻撃を仕掛けていく。首相撲の攻防のなかでファンが注目したのは、組みの状態から、かかとをハンマーのようにカーフやハムストリング目掛けて打ち下ろしていく攻撃だ。

 この攻防に対して、ABEMAの視聴者からは「かかとでカーフを蹴ってる」「カーフにかかとは強すぎる」「痛そうな攻撃だ」などの驚きの声が上がる。マグワイアも差し替えてケージに押し込むが、マゴメダリエフの至近距離からのパンチ、さらに削るようなヒジで左目尻をカット。多量の鮮血がしたたり落ちた。

 2ラウンド、一度はテイクダウンを奪ったマグワイアだが、ことごとくマゴメダリエフに返されて消耗が激しい。3ラウンドに入ると、終始攻勢だったマゴメダリエフにも疲労の色が見え始める。ここでマグワイアがテイクダウンを仕掛けて成功するが、下になったマゴメダリエフが“かかとハンマー”によるカーフ蹴りとボディへのヒザなど、要所で攻撃の手を緩めない。

 マゴメダリエフはその後のスタンドの攻防でも、明らかにガス欠気味なマグワイアを振り回し、組みの距離ではヒジやヒザを無慈悲に打ち続ける。最後にはフロントチョークで一本勝ちの好機が訪れるも、マグワイアの血で滑ってから上手く極めきれず、結果は3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後、マットに座り込み肩で息をしたマゴメダリエフは「午前中に試合があるなんて…」と試合内容よりも「(北米のプライムタイムに合わせた)ONEのスケジューリングに驚いた」と大きく何度もため息をつくと「次はタイトルマッチをやらせてよ」と精魂尽き果てたかのような表情でタイトル挑戦を要求した。

【映像】注目を集めた“かかと”カーフ
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