将棋の叡王戦段位別予選(八段戦)が4月13日に行われ、斎藤慎太郎八段(27)が山崎隆之八段(40)に152手で勝利した。斎藤八段は午後7時から、本戦出場をかけたブロック決勝で阿久津主税八段(38)と対戦する。
山崎八段得意の相掛かりを受けて立った斎藤八段は、中盤までペースを握っていたものの、持ち時間を使い切り両者1分将棋に入ったところで、難解な終盤で苦労の連続。一時は逆転を許したが、そこから再逆転。寄り筋が見えたところからは、詰将棋でも定評のある終盤力を発揮し、確実に山崎玉を仕留めることに成功した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する八段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)