将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が4月14日に行われ、飯島栄治八段(41)が村山慈明七段(36)に114手で勝利した。この結果、飯島八段は午後7時からのブロック決勝に進出。本戦出場をかけて佐々木勇気七段(26)と対戦する。
横歩取りで始まった一局は、中盤まで一進一退。お互い薄い玉形の中でバランスを取り合ったが、2枚の飛車を有効に使って切り込んだ飯島八段が徐々に優勢に。最終盤に入り、激し寄せ合いになったが、持ち駒を惜しみなく守りに使って安全度を高めた後に、粘る村山玉を寄せ切った。飯島八段は、これで年度をまたいで8連勝となった。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)