将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が4月15日に行われ、大石直嗣七段(31)が戸辺誠七段(34)に106手で勝利した。大石七段は午後7時から、本戦をかけたブロック決勝で、三枚堂達也七段(27)と対戦する。
両者とも三間飛車の相振り飛車で始まった対局は、中盤の飛車角交換から、2枚の飛車を有効に使うことに成功した大石七段が次第にリード。終盤に向けてさらに差をつけると、即詰みこそないものの、攻防ともに見込みがなくなった戸辺七段が投了した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)