藤井聡太王位・棋聖、史上初5期連続優勝!公式戦連勝「19」で約6カ月間負け知らず 初の竜王挑戦に前進
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 将棋藤井聡太王位・棋聖(18)が4月16日、竜王戦2組ランキング戦決勝で八代弥七段(27)に107手で勝利した。この結果、史上初となる竜王戦ランキング戦5期連続優勝を達成。昨年10月末から続く公式戦連勝も「19」まで伸ばし、豊島将之竜王(叡王、30)が持つタイトルへの挑戦に、新たな記録をひっさげて一歩前進した。

【中継】藤井聡太王位・棋聖、史上初5期連続優勝!

 いよいよ負ける姿の想像がつかなくなってきた。昨年10月26日に、永瀬拓矢王座(28)に王将戦挑戦者決定リーグ戦で敗れたが、そこから快進撃がスタート。並み居る強豪を次々と倒し、勝ち続けること約半年。史上初の5期連続優勝がかかる一局でも、その落ち着きと強さはまるで変わらなかった。

 序盤は両者、矢倉にしっかり囲っての持久戦。初めて駒がぶつかるまでに45手を要したが、本格的な戦いが始まると一転して激しい攻防に。それでも長時間対局で十分に力を発揮する天才棋士は少しずつポイントを稼ぐと、中盤、終盤と逆転のきっかけを与えない指し回しに終始。中継していたABEMAの形勢判断「SHOGI AI」でも、逆転されずに少しずつ差を広げていく通称「藤井曲線」が、この日もきれいに描かれた。勝利した後には、「自分の玉が薄い形で戦いが始まってしまったので、自信のない局面が続いていると思いました」と、謙虚に対局を振り返った。

 デビュー以来、居飛車一本で指し続けるが、そのバリエーションは確実に増え、ライバルたちにも脅威を与えている。この日は矢倉だったが、デビュー直後からよく指している角換わりに加え、相掛かり、さらに一時は苦手かという説も出た横歩取りにも確実に対応。振り飛車との対抗形にも隙がなくなり、いよいよ手がつけられない状態だ。

 竜王戦において5期連続優勝と、本戦以外では負けないという“神話”も継続したが、目標はあくまで本戦での活躍。「ランキング戦で優勝できたことはうれしいですけど、決勝トーナメントで結果を出さなければいけないと思っているので、そちらに全力を尽くしたいです」と、はっきりと口にした。今年度は棋聖、王位のタイトル防衛に加え、どこまでタイトルを増やすかが将棋界最大の関心事だが、自身が作った史上最多・29連勝も塗り替えそうな勢いで勝ち続けていれば、タイトルは向こうから近寄ってくる。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

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第4回ABEMAトーナメント 予選Aリーグ 第二試合 チーム藤井VSチーム三浦
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