4月15日(木)19時50分より『KINGDOM : LEGENDARY WAR』♯3が、ABEMAにて独占配信された。1次バトルの4~6番手が登場し、すべてのグループのパフォーマンスが終了。出演者たちによる評価と専門家による評価が発表され、対面式パフォーマンスのときとは異なる驚きの結果に、スタジオは騒然となった。
▶映像:命運を分けた6グループのパフォーマンスバトル、驚きの結果に
『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は、人気と実力を兼ね備えたボーイズグループ6組が、王座をかけて真剣勝負を繰り広げる番組。出演グループは、BTOB、iKON、SF9、Stray Kids、ATEEZに加え、昨年Mnetにて放送された前哨戦『Road to Kingdom』で勝ち上がったTHE BOYZ。それぞれのグループが、与えられたテーマに沿って、ダンスやセットなどシーンすべてを自分たちで作り上げて対決する。なお、MCは東方神起が務めた。
1次バトルのテーマは「TO THE WORLD」。世界に披露したい歌、世の中に見せたいメッセージを、それぞれの自分たちの曲から選びテーマを反映して4分以内で仕上げるという内容。トータルの点数は2万点となり、内訳については、出演者独自の評価が25%、専門家評価が25%、ファンが参加できるグローバル評価が40%、10%が映像の再生回数で決まる。
Stray Kidsの幻想的な世界観に他グループが釘付け「何だこれは!」事務所の先輩・2PMのウヨンもアドバイス
前回(♯2)は、1番手のTHE BOYZ、2番目にiKON、3番目にBTOBがそれぞれパフォーマンスを披露したところで終わった。今回は、対面式パフォーマンスで1位を獲得したStray Kidsからとなった。オンライン会議でスタッフともつなぎ、「対面式が1位だっただけに、1次バトルでもいい姿を見せたい!」と意識高く打ち合わせ臨むメンバーたちが映し出される。「本当にプレッシャーだね。投票してくださったSTAYのためにも、頑張らないと。もっともっと見せたいから」、「1位だけあるね、と言われるように頑張らないと」と、さらに磨かれたパフォーマンスを見せるべく、何の曲を披露するか、メンバーたちはスタッフと真剣に話し合う。
その後、選曲では『Side Effects』と『God's Menu』を組み合わせる案が濃厚になった。ただミックスさせるだけでは満足できないとしたメンバーは、「『Side Effects』と『God's Menu』をやるなら、ポイントをはっきりさせないと、みんなが理解できない」、「悪魔のような感じかな」とイメージを膨らませていき、「『Side Effects』が悪魔に支配される、そうすれば新しいコンセプトになるかも」と方向性が徐々に決まっていく。
リハーサル室に移動し、「ソロパートも練習しよう」と実際に動いてみるメンバーら。『Side Effects』では支配される感じを表現しないといけないため、演技力が必要になってくる。各々、「倒れる演技をしてみよう」と倒れてみせたり、「照明も大事だよね」と照度を気にしたりと、細かい部分まで気を配る。また、フィリックスがベルを持って鳴らす場面では、「狂った人みたいに笑ってもいいと思う」、「あざ笑う感じでやってみて」とメンバーからたくさんリクエストをされ、「難しい!」と笑顔で何度も挑んでいた。
リハーサルを重ねる中、「客観的に見られる人を呼んできたよ」と声かけのもと、2PMのウヨンが登場。これにはメンバーも「こんにちは!」と、飛び上がって喜ぶ。ウヨンは差し入れの食べ物などをStray Kidsに勧めながら、彼らの悩みを聞き「プレッシャーを感じるよね」と理解を示す。そして、ウヨンは「集中させるのではなく無にする。自分の中で、 “どうしよう、どうしよう”と考えちゃうんだよね。その状態でステージにあがったら、ダメ。イメージトレーニングをたくさんしないといけない。(本番は)自信を持ってしないと」と、先輩ならではのアドバイス。ウヨンの言葉に、メンバーは「心の荷物をおろしてくれた」、「ウヨンさんが言ってくれた言葉のおかげで、知らないうちにパフォーマンスに対する自信と確信ができました」と晴れ晴れとした顔になっていた。
いざ、本番でパフォーマンスを行う段になると、オープニングから幻想的な世界観を醸し出す。画面を見ていたほかのグループも「これは何だよ!」、「MVみたい…」とくぎ付けになり、フィリックスがベルを絶妙な表情で鳴らす振りをすると、「演技がすごいね」、「アイデアがすごい」と、絶賛の声があがった。独特の世界観を保ったまま、後半に差し掛かると、派手に「LIVE」とペインティングされた背景が浮かび上がる。これにも「わあ!」という声があがり、さかさまになりつるされているバックダンサーも話題に。「奇抜じゃん!」「ステージの構成が本当にいい!」と、デビルの世界に誘われたかのようだと感想をほかのグループが語っていた。
巨大タコの登場に戦慄!ATEEZ、海賊の世界観たっぷりのど派手パフォーマンスを披露!
5番目に指名されたのは、ATEEZ。対面式パフォーマンスが5位に終わったことに、心を痛めていたメンバーたち。ホンジュンは、作業室で自撮りをはじめ、「『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は恐ろしい。僕にとっても、みんなにとっても素晴らしいチャンスですけど、もっとうまくやりたい」と挽回を誓う。そして、コンセプトを固めるために、『カリブの海賊』を見始め、「ATEEZの1次バトルの曲は『WONDERLAND』。コンセプトに合っているし、テーマに一番合っているので」とメインの曲が決まったとカメラに向かって語る。
そして、メンバーと集った練習室では、それぞれがアイデアを詰めていく展開に。「ひとつの映画のように作ったら面白くない?」という発想から、「一般的な海賊ではなくて、華やかでありながら、勇壮なものを見せよう。できるかを話してまた集まろう」と建設的に進み、ストーリーを取り入れてパフォーマンスすることに決定した。アレンジをひとひねり加えるため、「出展式にふさわしい感じがいいと思うんだ、ドヴォルザークの『新世界より』はどう?」と、『WONDERLAND』に『新世界より』を組み合わせて聴かせる、『KINGDOM : LEGENDARY WAR』ならではのステージを作り上げることになった。
いざ本番が始まると、海賊船に見立てたセットに、すでにほかのグループが「船なの?」、「ステージ自体が海賊船なのか!」と大興奮。『新世界より』と混ざり合った音が流れると、コンセプチュアルな出だしと、勢いよく登場したホンジュンのいでたちに、「船長だ!格好いい」、「毛皮着てる」と、さらに画面を見てほかのグループがザワザワ。その後、銃や剣の小道具も使いながら、一気に見せていく派手なATEEZならではのパフォーマンスが続くと、「編曲が好み」と唸るメンバーの姿も。
盛り上がりは頂点へ、一番の見せ場といえる大きなタコ足が暴れる演出が入る。これには「タコだ!」「クラーケンじゃない!?まじで!?」と一同騒然。たたみかけるように、全員が一列になり銃を構え最後にクラーケンをやっつけに行く、ど派手なパフォーマンスも。さらにエンディングには、超高音が持ち味のジョンホが、4段の歌声を響かせ、圧倒的な歌唱力を見せつけた。歌唱力において、右に出る者がいないBTOBをもってして、「ちょっと待って!」とジョンホのすごさに圧倒され、思わず「ブラボー」と拍手をしていた。
自分たちの対面式パフォーマンスを凌駕し、準備を重ねてきた証をみせたATEEZ。ほかのグループも、「かっこいいな、最高」、「終わった、と思ったのはクラーケンが出てきた瞬間。レジェンドに残るようなステージだった」、「自分たちが似合うステージをちゃんと見せてくれた」、「クラーケン、すごくいい。ああいうアイデアは、どこから出たんだろう!?」と、発想も実行力についてもトップクラスと評価していた。
ダークセクシーさが炸裂!SF9の妖艶で圧巻のパフォーマンスに他グループも絶賛
1次バトルで、最後の発表となったのはSF9。「プレッシャーを感じちゃダメだよ」、「リラックスしてやろう」と、ほかのグループの迫力に圧倒されながらも、励まし合うメンバーたち。楽曲を決める会議では、「予測できないものを見たいのでギャップ、意外な魅力にしようか」、「『マンマミーア』はどうかな?」と、一旦は決まりかける。しかし、「僕たちの必殺技を見せたほうがいいと思う。個性を見せられる勇壮な感じがいいと思う」という方向になり、「僕たちが選んだ曲は代表曲のひとつである『Now or Never』。危険な魅力を持っている曲だと思います。お互いの美しさを奪って、奪われるシーンを戦闘的で華やかに準備します」と、『Now or Never』に決まったと話す。
SF9は個人活動も活発なため、なかなか全員で集まってリハーサルに臨む時間が取れない。そんな中でも、それぞれが準備を進め、中には撮影現場で先輩俳優たちに、緊張しない方法やアドバイスを乞うメンバーがいたり、「美しさを奪う」シーンをより見せるため、どんな演出にするか熱心に話し合うメンバーの姿も。かけられる時間に差があったとしても、『KINGDOM : LEGENDARY WAR』に向ける熱量は、ほかのグループに引けを取らず高いことが見て取れた。
特に熱心に練習していたのは、高いところから飛び降りるパフォーマンスを披露するジェユンだった。「危険に見えるパフォーマンスがいくつかあって、1~2回失敗しちゃったんです。それが頭に残っていて。もっとうまくやりたいと思って、練習中に足を痛めてしまいました」と、痛そうに足を引きずる様子も映し出された。不安な気持ちは止まらないようで、「思いっきりやりたいけど思い通りにいきません。あまりにもストレスです。つらいけど、やったほうがいいかなと思います。飛び降ります」と、プレッシャーを感じながらも、メンバーのために頑張るという胸熱な展開も。
本番では、鏡を印象的に配置したステージングで『Now or Never』を披露。ほかのグループは、「ダークセクシーだね!」、「いい感じ、貴族だね」と色めき立った。中盤以降は全員でそろって踊るパフォーマンスとなり、ジェユンの飛び降りもばっちり決まった。「本当にセクシーだし、クール」と多くのグループが目を奪われ、BTOBのミンヒョクは、SF9が息をスッと吸うようなシーンで「一緒に息しちゃった(笑)」とつられたと照れ笑いしていた。
エンディングでは、王座に見立てた階段に全員がきっちり揃い、締まったステージとなった。終了後、メンバー同士で「お疲れさまでした!」と言い合い、特にジェユンにはねぎらいの声が集まり、ジェユンは「着地はちょっと不安定だったけど、本当にありがとう。とっても幸せでした、やり遂げたんだ」と、ホッとした表情を浮かべていた。
出演者&専門家の総合評価順位に全員呆然…!5位のiKON「とても残念」
1次バトルが終了し、いよいよ結果発表に。今回は出演者独自の評価(25%)と専門家評価(25%)が発表され、分配は1万点となった。そして、放送が終わった後、グローバル評価の投票が始まる仕組みに。専門家の評価の結果では、1位がATEEZ、2位がStray Kids、3位がTHE BOYZ、4位がSF9、同率5位がiKON、BTOBとなった。
出演者独自の評価を合わせると、6位はSF9。メンバーは「残念じゃないといえば嘘になります。悔しいですけど、これをチャンスに変えてもっと素晴らしいステージを作り上げたいです」と諦めない決意を伝えた。5位はiKONで、メンバーは「とても残念です。でも最近の間で一番学んだことも感じたことも多かったので、学ぶことは学んで吸収してパワフルなiKONを準備します」と、さらなるステージアップを誓った。
4位となったのは、BTOB。順位を受けて、メンバーは「欲はあるけど、そういうのを表に出したくない」、「見せるべき音楽ステージ、こういったもので黙々と1位になったらいいなと思う」と語った。3位はTHE BOYZで、キューは「満足ではないです。目標の設定は、僕たちのチームは1位です」と決意を新たにする。ほかのメンバーも、「3 という数字が僕たちを刺激させた。1次バトルなので、これからバトルがまだ残っているので、十分だと思います」と次は1位を狙うことを表明する。
そして、2位はStray Kids。「パフォーマンスを始める前は1位の自信がありました。でもほかのグループのステージを見て、上位圏内に入ればそれだけでも感謝かもと思った。ありがたく2位なので、1位を奪いたいです」と、しっかりと受け止めながら1位の座を奪取したいと話す。見事1位を獲得したATEEZは、「本当に光栄です。1位を目指して、覚悟をもって一生懸命練習しました。本当にうれしいので、もっと頑張ります」、「本当に2週間はつらい時間でした。心も体も疲れました。だけど、結果を見て堂々と言えるのはベストを尽くしました」と、全員が笑顔を見せていた。
ただ、まだグローバル評価の結果が出ていないため、今回はあくまでも途中経過の数字。グローバル評価の結果によっては、1位が最下位に、最下位が1位に躍り出ることも可能だ。チャンミンの言う通り「薄氷の闘い」となった1次バトル、総合結果ならびに2次バトルは次週。次回の『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は4月22日(木)19時50分よりスタート。