心臓に疾患を持ち、病院で長い闘病生活を送り、外出がなかなかできない子どもたちのために、VRで遠足を体験できるイベントが開かれた。
子どもたちが、VRゴーグルをつけて見ているのは、大阪・吹田市にある動物などの展示施設「生きているミュージアム ニフレル」の様子を“360度カメラ”で撮影した動画。同施設には、熱帯に生息するイリエワニや、ホワイトタイガー、孔雀など多種多様な動物が展示されている。
子どもたちが入院している大阪大学医学部附属病院の小児医療センターのスタッフたちは、闘病生活に寄り添う中で、「少しでも希望を与えられたら」と思いニフレルと協力してこのイベントを実現させた。今回参加した9人の子どもたちは遠足さながらの体験にすっかり心を掴まれた様子だ。
また、“360度カメラ”の他にニフレルのスタッフが、子どもたちとビデオカメラをつないで、カメレオンに餌を与える様子や、羽を休めている孔雀などを紹介して回った。動物たちを見ている子どもたちは、楽しげで画面を食い入るように見ていた。
ニフレルは、今回のイベントについて「貴重な機会と経験だった」とコメントしつつ、「生きものの展示を通じて人の心を豊かにすることが我々の目指すべき方向性だと改めて確認できた」と話している。
一方、病院は今回初めてこのような取り組みをやってみて、「VRのゴーグルなど子どもたちに慣れない機材を使ってもらうことや、長い時間椅子に座ることが体力的にリスクがあることなども見えてきた」と課題を明らかにした。
(ABEMA/『ABEMAMorning』より)
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