将棋の名人戦七番勝負の第3局が5月4日、午前9時から愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で始まった。初防衛を目指す渡辺明名人(棋王、王将、37)と、初挑戦で初獲得を狙う斎藤慎太郎八段(28)によるシリーズは、1勝1敗のタイ。競り合いを抜け出す1勝を手にするのは、どちらか。
【中継】名人戦七番勝負第三局1日目渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:15期)で、第78期名人(A級以上:11期)。タイトル獲得数28期は現役2位、歴代4位で竜王、棋王の2つで永世称号の資格を持つ。現在最多の三冠保持者で、棋聖のタイトルへの挑戦権も獲得していることから、さらにタイトルを増やす可能性もある“現役最強”棋士だ。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)で、順位戦はA級初挑戦で名人への挑戦権を獲得した。2018年度に王座のタイトルを獲得。長時間対局で、じっくり指す将棋を得意とするほか、詰将棋の能力にも定評があり、今シリーズの第1局でも最終盤に逆転勝利を手にした。
両者の対戦は過去に7回あり、渡辺名人が4勝3敗でリード。本局の持ち時間は各9時間の2日制で、先手は斎藤八段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)