15日に『格闘DREAMERS』が放送され、U-23レスリング世界選手兼王者の経歴を持つ中村倫也が圧倒的な実力を見せつけ、1ラウンド42秒、戦慄の左フックで劇的KOを飾った。「ボコッ」という鈍い音が響き渡るKOシーンに視聴者からは「すごい音がした」と驚きの声が上がった。試合後に中村の控室を訪れた白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が「超感動しました」と祝福の言葉を送った。
合格者を決める最終決戦では、ここまで残った12名の挑戦者たちが試合でその実力を示すことに。最後の第8試合のメインを戦ったのはオーディション参加者のなかで唯一、オーディション前からLDH martial artsとの契約を手にしていた中村だ。
相手は同じくレスリングをバックボーンに持つ新井拓巳。レスリング時代は結果を残せなかったものの総合のキャリアは5年あり、アマチュアDEEPで優勝、修斗で全日本3位と着実に実績を積み上げており「レスリングはダメだったけど、MMAは違う」と闘志を燃やした。
中村が「仮に負けたら他の挑戦者に所属を譲る」とまで覚悟を決めて挑んだ試合。開始30秒で強烈な左ストレートをたたき込むと、そのままパンチの連打を畳みかけ、最後は「ボコッ」という鈍い音を響かせて左フックを一閃。1ラウンド42秒でTKOという力の差を見せつけての勝利となった。
試合を目の当たりにしたRIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「打撃で倒した!」と驚き、控室を訪れた白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は「チーム対戦なんて関係なく、超感動しました」とコメント。中村が「これが所属です!」と言い放つと、白濱は「誇らしいよ」と応じた。