「うおー、なになに!」「うわぉ!」遠山雄亮六段の解説リアクションにファンが注目/将棋・ABEMAトーナメント
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 その興奮ぶりだけでも、局面が難解で激しいことがわかるリアクションだ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第1試合、チーム豊島とチーム木村の対戦が5月22日に放送された。この試合の解説を務めたのが遠山雄亮六段(41)。聞き手の本田小百合女流三段(42)と、各対局について詳しく伝えたが、「うおー」「うわぉ!」と将棋ではなかなか見られない反応を連発。視聴者たちを大いに楽しませた。

【動画】勝利したチーム木村の3人

 遠山六段は対局で活躍する一方、将棋専門メディアだけでなく多方面のメディアにも寄稿し将棋の普及に務めていることで知られる棋士。放送対局で解説する際でも、将棋界や棋士に関する豊富な情報を紹介することで、ファンからも好評を得ている。

 超早指しの同棋戦でも、動きが止まったところを見計らって様々なネタを放り込んだが、ファンの反響を呼んだのは、そのリアクションだった。第1局、木村一基九段(47)と大橋貴洸六段(28)の対戦で、木村九段が5五の地点に銀を打ち込んだ瞬間、思わず口から出てきたのが「うおー、なになに!」というもの。想定外の駒を打ったことで「持ち間違えたわけじゃないですよね?うわー、なんだなんだ。狙ってましたね」とまくしたてた。

 この時以上に興奮が表に出たのが、第3局。またも木村九段の一手だった。佐々木大地五段(25)との競り合いの中、△7七馬と大駒を切り飛ばしてまで優勢を築きにいった様子に、ひとこと「うわぉ!」。これだけでも木村九段が決断の一手を選んだことがわかる、シンプルかつ将棋界では珍しい“解説リアクション”となった。

 このほか、同じ対局では佐々木大五段の勝負手について「取ると?取ると?取ると…?なんだ?どうなってんだ?」と、疑問形を5連発。指された側、さらには見ている視聴者と同じ気分の感想を口にしたことで、共感のコメントも多数寄せられることに。「ひえー」「わーお」という声が多く見られていた。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

勝利を収めたチーム木村
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笑顔の木村一基九段
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