こんなイベントがあったら、即日で売り切れ必至かも(?)プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Cリーグ第1試合、チーム豊島とチーム木村の対戦が5月22日に放送された。この中でチーム木村の木村一基九段(47)、佐々木勇気七段(26)、池永天志五段(28)の3人がトランプに興じるシーンが流れると、ファンの間で瞬時に話題に。「一緒にトランプしたい」「なんだこのかわいい世界は」と、ネット上にコメントが溢れた。
同大会では、どのチームもチームワークを高めるための動画を収録。さらに目標を語るインタビューが実施されている。このインタビューでは座って語らうだけでなく、棋士がバドミントンやしゃぼん玉、キャッチボールをするシーンも含まれ、ほんの一瞬ながらも対局時には絶対に見られない姿が反響を呼んでいる。
ランニングが趣味の木村九段、フットサルやバスケットなどが得意な佐々木勇七段がいる同チームだけに、どんなアクティブ映像が見られるかと思いきや、3人が挑戦していたのはなんとトランプ。ほんの数秒の映像ではあったが、木村九段が勝利し佐々木勇七段が敗れて頭を抱えていた。
将棋のイベントと言えば、棋士と駒落ちなどで対局する「指導対局」がメイン。最近では新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、多くの人数が集まるファンイベントはかなりの数が開催を見送られている。棋士に会いたいという思いも募ったのか、この映像はファンの間で話題となり「お正月の集まりですね」「楽しそうやw」「勇気かわいすぎw」といった声が次々と寄せられていた。
なお、棋士が好む他のゲームはポーカー、麻雀、チェス、バックギャモンなどが知られるところで、どの世界でも国内ではトッププレイヤーの域に入るほど活躍している。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)