豊田真由子氏、“マスク拒否男”を巡る報道に疑問「やむを得ない事情でこだわってしまい本人がどうしようもないことも結構ある」
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 今年4月、千葉県館山市の飲食店でマスクの着用拒否を巡って威力業務妨害事件を起こし、今月6日に再逮捕された奥野淳也被告が法廷に姿を現した際、マスクを着用していなかったことが注目を集めた。マスク着用を求められた奥野被告は「その根拠は裁判所規則でしょうか」などと裁判官に質問。裁判官が感染防止策について述べると、被告は裁判官の席にアクリル板が設置されていないことを指摘した。被告には1月に航空機内でマスクの着用を拒否。起訴され、その後釈放された過去がある。

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 奥野被告は自身のYouTubeに「それはマスクそのものではなく、自分と同じことをしない人間を追い詰め排除していく社会の空気でした。何かに協力しないと悪者扱い。同調圧力で無理に強制する風潮こそが私たちの社会をギスギスさせます」などとするコメントをアップしている。

豊田真由子氏、“マスク拒否男”を巡る報道に疑問「やむを得ない事情でこだわってしまい本人がどうしようもないことも結構ある」
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 奥野被告の一連の言動については批判的な報道や意見が目立ったが、元厚労省官僚で元衆議院議員の豊田真由子氏は一般論としたうえで「すごい物事にこだわる方、例えば自閉症スペクトラムやADHG(多動性症候群)、発達障害、脅迫症など、やむを得ない事情でこだわってしまって本人がどうしようもないということも結構ある。それを事情も分からずにあげつらったり、責めたりすると、ご本人もご家族も可哀そう」と私見を述べた。

 さらに豊田氏は「マスクについては皮膚や呼吸の病気でできないという方もいる。そういう人はバッジもある。意思表示をして、周りも理解をすることが大事。本当にやりたくないからしないというだけの方であれば、基本的人権と自由は公共の福祉に反しない限り尊重される」とも述べ「問題をいくつかに分けて考え、みんながみんな、こだわっている人に対して何だと責めてしまうことにも問題はある」との認識を示した。(ABEMAABEMA的ニュースショー』)

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