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 将来的に“結婚”を考えていながら、パートナーへの不満や悩みを抱えている…そんな4組のカップルが、お互い同意の上で一時的に交際を解消し、お互いや結婚について考えるオリジナル恋愛番組『隣の恋は青く見える』がABEMAにて配信中だ。

 この恋愛番組は、男女8名が1つ屋根の下で2週間の共同生活を行うというもの。今すぐ結婚したい彼女とマイペースに婚期を探りたいバツイチ彼氏の「婚期すれ違いカップル」、互いに描く将来のビジョンが異なる「人生プラン不一致カップル」、そして「腐れ縁カップル」、「歳の差レスカップル」の4組が、交際を継続するのか?それとも新しい恋に発展するのか? 最終決断をするという刺激的な内容となっている。

▶映像:「このまま付き合ってる意味ある?」元恋人か、新しい恋か…『隣の恋は青く見える』最新話まで配信中

 番組のストーリーテラーを務めるのが、高橋メアリージュン高橋ユウ。姉妹でモデル、女優として活躍し、ユウは昨年出産し一児の母でもある。『隣の恋は青く見える』で注目しているカップルや、2人の恋愛観、姉妹の絆について話を聞いた。

パートナーへの不満「エスパーじゃないから直接言ったほうがいい」

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――『隣の恋は青く見える』とても気になる展開を迎えていますが、気になるカップルは?

メアリージュン: 全員気になりますけど…、最初の方はサヤカちゃんとユウタくんのカップル(腐れ縁カップル)が気になりました。サヤカちゃんすごく可愛いですよね。あとはマキコさんとユウスケさんのカップル(婚期すれ違いカップル)は、「もうお互いしかいなんじゃないかな?」と思って見ていました。

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彼氏の女性関係に不満があるサヤカ(『隣の恋』より

ユウ:  うんうん、マキコさんとユウスケさんは他のメンバーよりも落ち着いていて、大人だし、お互いが良さそうだよね。この番組は、他のカップルとのシャッフルデートがあったりして、改めて(元々のパートナー)お互いの良さを認識する面もあって面白いなと思います。

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ユウスケは元恋人・マキコの気持ちを再認識(『隣の恋』より

――“隣の恋”が青く見えたり、「やっぱりこの人」と再認識したり、お2人にはそういう経験はありますか?

ユウ: お友達とか周りの話を聞いていると、「私はラッキーだな」って思うことが多いです。(夫は)息子の面倒もよく見てくれますし、夜は絶対早く帰ってくる。そういうところも嬉しいですね。みんな、それぞれ恋愛や結婚に悩みを抱えていると思うので、私は過ごしやすい人、フィットする人と出会えたんだな~って。

メアリージュン: 私も誰かと付き合っている時に、周りと比べて劣っているとか感じたことはなくて、「この人で良かった」と思いますね。私はオラオラな人が苦手なので、そういう攻撃的な彼の話を聞いたり、浮気の疑惑話を聞いていると本当に大変そうなんですよ。「私の彼は絶対浮気していないと思う」って言えちゃう様な人で良かったと思った経験があります。

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――仮にパートナーに不安や悩みがあった場合、どうやって解決しようとしますか? 相手に直接言えるタイプですか?

ユウ: 直接相手に不満をぶつけちゃいます。以前は言わないタイプで、自分が我慢すれば大丈夫だと思っていたのですが、我慢って続かないですよね…。今はちょっとした喧嘩の拍子に全部言っちゃおう!って(笑)。その方がスッキリしますし、日頃から言っていると不満がたまらないから爆発しないんですよね。(夫と)お互いにそうしています。

メアリージュン: 不満をぶつけられる相手である、というのも大事ですよね。言おうと思っても「やっぱいいや」ってやめちゃうのは、あきらめちゃう感じというか。相手に不満を伝えるのって、ちゃんとしたいという未来を見ている感じがする。一方的じゃなくて、お互いに伝えあうのって大切だと思います。

ユウ: 相手からも自分に伝えてくれた方がありがたいよね。諦めないでいてくれたってことだから。

メアリージュン: 「言わないけど察して」っていう人いるじゃないですか?あれはもう(首をふりながら)エスパーじゃないから!

ユウ: ほんまやで(笑)。

メアリージュン: 以前そういう方と付き合っていたことがあって、「気づかない?俺がいつもと違うの」って言われて、分かりません!っていう。

ユウ: (笑)。なんであの時言わなかったの?っていう余計な喧嘩が一つ増えちゃうもんね。私も昔は言えないタイプだったから、その気持ちも分かるんだけど。

メアリージュン: 超不満がたまっていても相手が誕生日だったら言えないもんね(笑)。

ユウ: そうだね。さすがにやめとこってなっちゃう(笑)。

「愛している人に愛される、それだけでいい」若い時には気づかなかったこと

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――相手に不満を伝えることは大切ですよね。今回集まったカップルも20代の若い方が多いので、まだ模索している部分も多いのかもしれません。

ユウ: 確かに、「直接伝えた方がいい」って気づかない年齢だったりしますよね。私もそうでしたし。相手のことが好きだから、嫌われたくないっていう気持ちが大きかったり、関係が壊れるのが不安だから言えないのかも。

メアリージュン: 大人になると自分を大切にすることの大切さに気付くもんね。

ユウ: あと、若い方が多いという意味では、イオナちゃんが「お姫様扱いしてほしい、相手から積極的に来て欲しい」と言いつつも、実際に男性から積極的にグイグイ来られると「逃げちゃうかも」って言ってたのも、若さを感じたよね。

メアリージュン: うん、うん。

ユウ: まだずっと恋をしていたい、ドキドキしていたいって感じなんだろうね。大人になると愛している人に愛される、それだけで良いのに。

メアリージュン: 大人になると、それだけでいいって気付くよね。

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恋人からは“お姫様扱いされたい”と願望を語るイオナ(『隣の恋』より

――後半もハラハラドキドキな展開が続きそうですか?

メアリージュン: この番組では、4つのおもりを渡されて、「元々のパートナー」と「他の3人のメンバー」に、今どのくらいの気持ちがあるのか天秤に載せる演出があります。最初は元々のパートーナーが自分にいくつおもりを入れているのか気になっていたのに、後半は自分の気持ちと向き合っていくシーンが多くなります。自分は今何を思っているんだろう、どうしたいんだろう、っていう自問自答の時間が増えてくるんですよね。

ユウ: すごく変化していくよね。元サヤ同士の会話もどんどん増えてきて、恋愛をしたことがある人なら、見ていて胸がぎゅーってなると思います。

メアリージュン: やっぱり元サヤ同士で話している時の表情が一番いいよね?

ユウ: うん。お互いに自分を作ってない感じがする。他のメンバーにはよそゆきの顔している部分がある。

メアリージュン: 元サヤ同士になると防御力ゼロなんですよね。ツンってちょっとつついたら、ポロって涙が流れちゃう。

ユウ: そんな、大切な決断を一番近くで見させていただけるのがありがたいなと思ってみています。

超仲良しな2人「恋愛じゃなくても、一度距離を置くと大切なものに気付く」

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――カップルの行方を見守っているストーリーテラーのお2人ですが、改めて、今回共演してみていかがでしたか?

メアリージュン: 以前一度共演して、すごくやりやすかったので、何の心配もなくやらせてもらっています。前回もそうだったのですが、今回も事前に台本の読み合わせをして、映像を見ながら「こういう展開なんだ、今度からもうちょっと軽い感じにしようか」とか話し合いながら。

ユウ: 姉妹だからこそやりやすい部分もありますし、相談しながら出来ていて、すごく楽しいです。

――ちなみにお2人で恋愛の話はするのですか?

メアリージュン&ユウ: すっごいします!

ユウ: 昔から、お姉ちゃんになんでも話しちゃいます。小学生の時に「○○君が好き」ってお姉ちゃんに話したら、「△△君の方がええやん!」って言われてから、その子の方が気になる様になっちゃって。実際にその子を好きになっていました(笑)。

メアリージュン: 覚えてる覚えてる(笑)! それで、その子もユウの事を好きになって、両思いだったんだよね。

――すごく可愛らしい思い出ですね(笑)。メアリージュンさんからユウさんに相談することもありますか?

メアリージュン: ここ数年はしています。でも10代の頃は家族みんなに隠していて。話すようになったのは20代になってからですね。ユウと一緒に住んでいた時は特によく話していたと思います。

ユウ: 話を聞くことはあっても、私からはアドバイスはしなかったと思います。姉の思うようにすれば大丈夫だなって、安心感があったので。

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――今日お話を伺っていて、本当に仲良しな姉妹だなと思うのですが、喧嘩など全くしないのですか?

メアリージュン: 今は全く。子供の頃はたくさん喧嘩をしましたけどね。この番組のカップルじゃないですけど、一度距離が離れた事で仲良しになったんです。私の留学をきっかけに。

ユウ: (姉が留学に)行く日までは全然寂しくなかったのに、学校の授業中に「あ、もうすぐフライトの時間だ」って思ったら急に悲しくなってきて。「今日帰ってもお姉ちゃんいないやん」って思って大泣きして、みんなに心配されて。その後はずっと寂しくて。

メアリージュン: その後、お父さんと作戦をたててサプライズで帰ったんですよ。ピンポンを鳴らして妹が出たから「Hi~!」って元気いっぱいに挨拶したのに、バタン!ってドアを閉められて(笑)。

ユウ: その時は驚きすぎて閉めちゃったんですよね。その後は嬉しいのとビックリで、トイレでずっと泣いていました。そこから、お姉ちゃん大好き。だから、恋愛もそうですけど、一度距離を置くと大切なものに気付くんですよね。

――すごく素敵なエピソードですね。隣の芝が青く見える…では無いですが、お互いをうらやましいなと思うことってありますか?

メアリージュン: すごくピュアで、天真爛漫で人間らしくて魅力的だなと思います。私は人前では泣けず枕でシクシクするタイプなので、感情をちゃんと出せるのもうらやましい。

ユウ: 私は逆にその強さがうらやましくて。自分は弱いけど、お姉ちゃんはとしてて芯があって、自分を持っていて、カッコいいなって。仕事に打ち込む姿も真っ直ぐで、今もずっと追いかけています。

メアリージュン: あとは、素敵なパートナーに出会えて、素敵な子供もいて、新しい居場所を見つけたことも良いなって思います。

――今日は、番組についてはもちろん、たくさんのカップルに響く素敵な言葉の数々をありがとうございました。今後の展開も楽しみにしております!

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 『隣の恋は青く見える』は毎週日曜よる10時よりABEMAにて配信。またABEMAビデオでは最新話まで無料配信中だ。

テキスト・インタビュー:中村梢

撮影:Mayuko Yamaguchi

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