「日本人のクルーで行くと取材拒否にあうケースが非常に多い」 ヘイトクライム多発のアメリカ…LAの今 倍速ニュース 2021/05/28 17:37 拡大する アメリカでは、アジア系の住民を狙った憎悪犯罪(=ヘイトクライム)が今年に入って急増している。その背景には何があるのか、ANNロサンゼルス支局の国吉伸洋支局長が伝える。【映像】NYで台湾系女性が突然ハンマーで殴られる アジア系を狙ったヘイトクライムが増えた背景について、国吉支局長はアメリカが「多民族国家」であることをあげる。 「アメリカはいろいろな民族や人種を受け入れてきた寛容な国であると同時に、建国以来、人種差別の歴史でもある。黒人やヒスパニック、アジア系に対して、いつの時代もどんな場所でも差別が起きていた。アジア系に対するアメリカ人のイメージは“文句を言わない”“おとなしい”というのが定番で、もうひとつあるのが“事業で成功している”“経済的に豊かな人が多い”というもの。そういった人に対する妬みや嫉妬からくる差別の意識が昔から根強くあって、それが表には出てきていなかったが、顕在化するきっかけを作ったのがトランプ前大統領の『チャイナウイルス』発言だと言われている。あの発言から全米各地でヘイトクライムが増えた」 続きを読む