東京・池袋にあるサンシャイン水族館で、先月から募集していたコツメカワウソの赤ちゃんの名前が決定した。4000件を超える応募の中から選ばれた名前に込められた願いとは。
サンシャイン水族館で今年2月に生まれた、コツメカワウソの3姉妹。「世界カワウソの日」だった26日、この3姉妹の名前が生配信で発表された。
4000件を超える応募の中から決まった名前は、「てまり」「ひまり」「あいり」。それぞれの名前には、応募した人の切なる願いが込められている。「てまり」には、まりのようにコロコロと、このコロナ禍の暗い世の中がいい方に明るい方に転がっていって欲しいという思い。「ひまり」にも、ひだまりや太陽のように希望を与える、暗い世の中を明るく照らす存在になってほしいという願いが込められている。そして、一番小さくおっとりしているという「あいり」には、たくさんの愛を受けて育ってほしいという願いが込められているということだ。
「コツメカワウソがかわいらしい姿・動きをしていますが、かわいいの“その先”を見てほしい。今回の出産に伴い、父親『ラジャ』はどういうふうに子育てをするのか、母親『マハロ』はどうやって乳を飲ますのか、どんな風に子どもが育っていくのかという新しい知見も手に入りました。生き物としての魅力も情報発信していきつつ、生き物としてのコツメカワウソの魅力を一緒に見つけていきたいと思います」（サンシャイン水族館の飼育員）
サンシャイン水族館は、飼育・繁殖をすることで未知な部分も多いコツメカワウソの生態を伝えていき、その結果「彼らの生息環境を守る」ということに繋がればと話している。
（ABEMA／『ABEMA Morning』より）
