東京・お台場の海上に設置されている五輪マークのモニュメントを巡る設置の舞台裏について、元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が言及。「置き場所を決めるのもIOC」などと明かすと「(IOCは)全権を持っている」と述べた。
30日にABEMAで放送された『ABEMA的ニュースショー』に船の上から出演した舛添氏は、お台場の海上から五輪マークを目の前にし「本当はレインボーブリッジの真ん中に掲げるはずだった。そうすれば夜もライトアップされてカッコイイ。内海と外海の両方側に一つずつつける予定だった」などと話し、都知事時代に自身が考えた設置案について明かした。
しかし「私が辞めたらこんなところに持って行かれてしまった。これは船で引っ張って(曳航して)捨てに行ける。五輪を中止にすることを予想して、ここにしたのかと皮肉も言いたくなる」などと続け、恨み節まで披露した。
さらに都知事在職時のエピソード舞台裏として「どこに置くかを決めるのもIOC。都知事のとき、ここ(レインボーブリッジのところ)に置くと伝えたら『君ね、それを決めるのはIOCですよ』と言われた。全権を持っていますから」とも。
諦めがつかない様子の舛添氏は「重すぎるなど色々な理由はあると思うけど、軽いのにすればいい」などと続け、自身の案について未練をのぞかせた。また五輪の開催については「何があってもやるのでは。変異株でものすごい強烈なのがベトナムなどから来て感染が広がったらアウトだが、やるだろう。ワクチンさえ打てばいける」との見通しを明かすと、先週1回目の接種予定が8月21日としていたが、6月7日に早まったことなども合わせて報告した。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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