「沿道にすごい数の地雷があり『道から絶対に外れるな』と」 ナゴルノカラバフ紛争、記者が見た現地の今 倍速ニュース 2021/06/02 12:04 拡大する 旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンが領有権を争い、去年の9月には大規模な紛争が勃発したナゴルノカラバフ。【映像】ナゴルノカラバフ周辺の様子 大規模な紛争はいったん収まっているが、いまだ緊迫した状況が続く現場に先週、ANNモスクワ支局の長谷川由宇支局長が入って取材を行った。取材で見えてきた現地のリアルな状況は。Q.そもそもナゴルノカラバフ紛争とは? 旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの間で、100年以上にわたって続いている領土紛争。アゼルバイジャン国内にアルメニア人が9割以上を占めている「ナゴルノカラバフ」という地区がある。ナゴルノカラバフは1991年に独立を宣言して、アゼルバイジャンの軍も警察も入れない、いわば触れない地域に長らくあった。去年9月に紛争が再燃して大規模な戦闘が発生し、1カ月半で民間人を含む5000人以上が命を落としたとされている。 続きを読む