ムタ乱入、拳王を“三沢カラー”の毒霧でKO ドローンカメラを赤い毒霧で“撃墜”の暴挙!
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 プロレスリング・ノアの創始者・三沢光晴の命日6月13日に配信された『三沢光晴メモリアル2021 powered by ABEMA~この日を忘れない~』にグレート・ムタが突如、出現。 リングを“三沢カラー”のグリーンに染め上げる暴挙に出た。

【映像】グレート・ムタが乱入で暴挙

ムタ乱入、拳王を“三沢カラー”の毒霧でKO ドローンカメラを赤い毒霧で“撃墜”の暴挙!
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 第3試合で井上雅央を撃破した拳王の背後に音もなくグレート・ムタが出現。「無観客TVマッチが始まって、あれから1年…状況も今、このような感じだけどな、ノアは歩みを止めてないぞ!」と視聴者に語りかけていた拳王だが、異様な気配を感じたのか「これからのプロレスリング・ノアはな、ああいう…」と、言葉を途中で切って振り向くと、ムタがいきなり緑の毒霧を噴射。場外に転げ落ちて顔を両手で押さえながらのたうちまわる拳王。リングを占拠したムタはさらに、ドローンカメラを赤い毒霧で撃墜すると、首かっ切りポーズを見せて静かに去っていった。

 ムタは6月27日に配信される『MUTA the WORLD powered by ABEMA』で1年ぶりに降臨することがすでに決定していて、6月1日に行われた発表記者会見には「グレート・ムタは魔界で若干、鬱気味で、記者会見に来られないということで代理人としてきました」と武藤敬司が出席している。

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 鬱の原因と、このタイミングでの降臨を代理人・武藤は「グレート・ムタは去年、アメリカで3~4試合キャンセルになりまして、今年もすでにイギリス、アメリカはキャンセルになっていて、ある意味、そういう部分のストレスが凄く溜まっているということで、これは誰かを立てて、ストレスを発散するしかないと思っているんだと思います」と説明。

 Xとされた対戦相手については「(魔界との)通信に雑音が入って聞き取れなくて、誰だかわかりません。誰ですかね? 多分、毒霧を噴いたら綺麗に染まりそうな奴ですね」と語っていて、今回の襲撃でも明らかなように金髪の拳王なら見栄えは十分だ。

 ここにきてのムタの降臨は“インパクト大”だが、武藤は武藤敬司とグレート・ムタの関係を「最大のライバル」と言う。新日本時代にも武藤は「スゲー、いい形のライバルだよ。武藤敬司に勢いがなくなったらムタが出てきて、ムタに勢いがなくなったら武藤敬司が出てきた。途中からムタが武藤敬司を追い抜いちゃって、東京ドームとか大きな大会にはいつもムタが出現するようになったけど、そこから武藤が這い上がってIWGPチャンピオンになって、G1クライマックスに優勝して、やっと武藤敬司の商品価値がムタを追い抜いて。その繰り返しだよ」と言ってたものだ。

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 現在のシチュエーションを見ると、6月1日の記者会見の時点では「ここ半年ぐらい武藤敬司が凄く頑張っていて、その中でグレート・ムタは非常にジェラシーを感じているというか」と言っていたが、その5日後の6日のさいたまスーパーアリーナにおける『サイバーファイト・フェスティバル2012』で、武藤は丸藤正道に敗れてGHCヘビー級王座から転落してしまった。そして今回のムタの突然の拳王襲撃。ここから武藤敬司ではなく、グレート・ムタが本格的にノア・マットをグリーンに染め上げていく可能性大と言っていいだろう。

 一方、拳王も正念場を迎えた。『サイバーファイト・フェスティバル2021』でのDDTとの全面対抗12人タッグマッチに敗れて「こういうスタイルも…プロレスなのか…なあ」とテーブルを叩いたが、今度はムタに魔界に誘われてしまったのである。顔面を緑に染めながら「グレート・ムタ! やってやるよ!」と報復を誓った拳王だが、真っ暗な闇に堕ちてしまうのだろうか……。

文/小佐野景浩

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