コロナ禍で「よっ友」消滅? Z世代の“遊ぶ友達”に変化 「ヌン活」「渡韓ごっこ」で旅行欲発散も
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 若者マーケティング研究機関『SHIBUYA109 lab.』が今月、18~24歳の529人を対象に実施した「コロナ禍のZ世代の旅行や遊び方に対する意識調査」の結果を発表した。

【映像】Z世代が夢中になる「渡韓ごっこ」「ヌン活」(※アンケート結果)

 まず、コロナ禍による遊ぶ友達の変化(※複数回答)では、「特に変化はない」と回答した人は全体の21.4%で、約80%が変化を感じていた。内容については「大人数で遊ぶことが減った」が32.1%、「本当に仲の良い友達と遊ぶことが増えた」が27.2%、「少人数で遊ぶことが増えた」が26.1%、「関係の浅い友達と遊ぶことが減った」が24.4%だった。

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 この結果にニュース番組『ABEMAヒルズ』に出演したSHIBUYA109 lab. 所長の長田麻衣氏は「大学生の“よっ友”と呼ばれるような人と遊ぶことが減ったのではないか」と見解を示す。

「“よっ友”は『よっ』とあいさつをするだけの浅い関係の友達のこと。コロナ禍で接触を気にしたり、遊ぶ頻度も限られていたりして『仲のいい友達だけと遊んでいたい』と考える若者が増えた。関係が浅くても、SNSではつながっているので、SNSを見てその友達と遊ぶかどうかを吟味しているように思う」(以下、長田麻衣氏)

 また、遊び方にも変化が生まれているという。男性200人、女性200の計400人のZ世代にコロナ禍における“旅行欲”の発散方法を聞いたところ「ホテル女子会」といった近郊の宿泊施設を利用した遊び方や、韓国のグルメを買って韓国気分を味わう「渡韓ごっご」などが挙げられた。また、旅行の代わりに、少し価格帯が高いアフタヌーンティーに行き「ヌン活」を楽しむZ世代もいた。

コロナ禍で「よっ友」消滅? Z世代の“遊ぶ友達”に変化 「ヌン活」「渡韓ごっこ」で旅行欲発散も
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 長田氏によると、Z世代は「SNSアカウントを2~3つ持つことが普通になっていて、投稿する内容によって切り替えている」という。旅行中に行うSNS投稿も、身内ネタや頻度が高いものはサブアカウントに投稿したり、旅行後はフィード投稿でベストショットを配信するなど、器用に使い分けしていることがわかった。

「コロナ禍で遠出ができない分、お金を出して“非日常”を身近で感じたいZ世代が多い。ヌン活でも“リンクコーデ”といった友達同士で服装を合わせてオシャレをしたり、制限がある中でどのように楽しめるか模索している」

 コロナ禍で変化したZ世代の交友関係。“よっ友”といった「浅く広い交友関係」よりも「狭く深い交友関係」を重視し、限られた外出時間をどのように大切にするか。感染リスク回避だけではない、価値観の変化も気になるところだ。

【アンケート詳細】

形式:WEB調査

調査期間:2021年4月

居住地:1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)

性別:男女

年齢:18~24歳

職業:大学生

ABEMA『ABEMAヒルズ』より)

【映像】コロナ禍で「よっ友」消滅? 「ヌン活」って何? Z世代の“遊ぶ友達”に変化
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