東京都立高校の“入試合格ライン”に男女で大きな差が生じていることから、原因となっている「男女別定員制」の見直しを求める声が高まっている。
男子と女子に分けて受検生を募集するこの制度は、1950年代に導入され、様々な経緯で続いているものだが、『性別によって不利にならない入試をおこなってください!』とのネット署名の賛同者は3万人を超えており、弁護士でつくる団体は6月28日、東京都教育委員会に申し入れる「都立高校における男女別定員制のすみやかな撤廃と、個人の尊厳に基づいた公正な入試の実施を強く求める」との意見書を公表している。