先月26日に楽天生命パークで行われた楽天対ソフトバンクの一戦において、3回無死一塁から楽天・浅村が放った打球を処理したソフトバンクのニック・マルティネス投手の“ノールック”背面キャッチ併殺が話題を呼んだ。
このプレーについてロッテや中日、巨人などで活躍した、前田幸長氏が言及すると、話題は過去の同様のプレーへ。2013年7月14日、日本ハム対千葉ロッテの試合で、当時日本ハムのケッペル投手が披露した衝撃の背面キャッチを振り返り「野球人生で一度あるかないかのプレー」と述べた。
まず、マルティネスのピッチャーゴロを背面キャッチして併殺に仕留めたプレーについて、現地で見ていたという前田氏は「(マルティネス本人が)もう笑っていますよね。捕ったというよりも、出したら入ってくれたという感じだと思います。外国人選手は投げた後に右投手は一塁側に、左投手は三塁側に体が流れたり、背中を向けたりするケースがある。アッとグラブを出したら『入っちゃった』ような形」などとこのプレーについて解説すると、過去に起きたより印象深い背面キャッチについても言及。「野球人生で一度あるかないか」などと驚きを交えて語った。
その試合は2013年7月14日、日本ハム対千葉ロッテ。当時日本ハムのケッペル投手がピッチャー返しのライナーを背面キャッチしたプレーをVTRで振り返った前田氏は、笑顔を浮かべながら次のように話した。
「これも一応、捕りには行っていますけど、入ったらラッキーで、ホントにラッキーが起こった。野球人生で一度あるかないかぐらいのプレーです」
さらに前田氏は外国人投手と日本人投手の違いについても言及。「(外国人投手は)投げた後にバランスを崩すというか、右に倒れたり左に倒れたりする。特に力投派に多い。日本人投手は投げた後になるべく正面を向いているケースが多い。ピッチャーゴロや強いライナーにある程度反応できる。ただ、この場合はグラブを出したら入ったという感じです」と補足説明を行った。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)