【米大リーグ】オリオールズ-エンゼルス(7月3日・日本時間4日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
「2番・DH」で先発出場していた大谷翔平投手が3-1とリードした5回無死から第3打席に向かい、セカンドゴロに終わった。この打席で初球、インハイに投じられた95マイル(約153キロ)の速球が大谷の頭部付近に投げ込まれたが、思わずのけぞったものの、その後に「気にしないで」と言わんばかりの“ちょい仕草”が見られた。
前日まで81試合を終えて30本と、年間60本ペースという絶好調モードに入っている大谷だが、この日は第1打席に四球、第2打席は申告敬遠で、2打席足してもバットを振ったのは1回だけだった。
5回の先頭打者だった大谷だが、地元ファンの大歓声を受けて打席に入った直後、いきなり来たのがインハイを厳しく攻める速球。大きくのけぞった様子に、ファンからは第2打席で起きたブーイングを上回るブーイングが起きた。それでも大谷は、しばらく打席を離れた後、相手の先発ロペスに対して、軽く右手をあげて「気にしないで」とも見てとれるジェスチャー。もしくは早く投げたいロペスに向けて「ちょっと待って」と言っているようにも見えた。
どのコースでもスタンドまで運ぶ力を持っている大谷だけに、厳しいコースを突くのは相手投手のセオリーにもなっているが、涼しい顔で避けられては攻めた甲斐もないかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)