イケメン棋士として知られる“西の王子”に、まさかのところで笑いのツボが発見された。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」予選Eリーグ第1試合、チーム斎藤とエントリーチームの対戦が7月3日に放送された。大会では各チームに、応援用の棋士イラスト入りオリジナルうちわが配られているが、斎藤慎太郎八段(28)がこれに大ウケ。特にチームメイトの村山慈明七段(37)のうちわについては「それ、なんすかー!」と爆笑するシーンがあった。
斎藤八段はきりっとした顔立ちと穏やかな口調で、ファンも多い人気棋士。将棋でもタイトル経験があり、直近では名人挑戦も果たすなど、今後も人気・実力ともにさらに期待が高まる棋士の一人だ。
事前にチームで収録した動画では、テンションが上がるシーンについて「1人でいる時の方が上がる。詰将棋ができた時とか」と語っていた斎藤八段だが、前言撤回を余儀なくされそうな場面が生まれたのは、試合開始早々だった。第1局が始まる前の作戦会議室で、スタッフから手渡されたのがオリジナルうちわ。棋士の顔のイラストだけでなく、キャッチフレーズなども書かれており、毎回視聴者からは「ほしい!」「売ってください」という声が殺到する。
斎藤八段、村山七段、都成竜馬七段(31)と、イケメン揃いのチームにもそれぞれうちわが配られたが、突如として笑い出したのが斎藤八段。「それ、なんすかー!(笑)いいですねー!」と、めったに見せないテンションで村山七段のうちわに注目した。よく見れば、村山七段が女流になっており、文字では「序盤と将棋界の事はじめこに聞け!」の文字が。この「じめこ」とは、村山七段の「慈明」という名前を「じめい」とファンが呼び出し、そこから「じめこ」と発展したもの。これがどうやら斎藤八段の笑いのツボを刺激したようだ。これには村山七段も「女流になっちゃってますね」と、まんざらでもなさそうな笑顔。ファンからは、「ジメコはかわいい」「ジメイの顔w」といった感想が多く寄せられていた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)