鳥取県倉吉市で工場の裏山が崩れて複数の人が巻き込まれた。行方がわからなくなっていた男性がさきほど発見され、現在救出中だという。

 警察と消防によると午後3時前、倉吉市大原で「工場の裏山が崩れた人が生き埋めになったかもしれない」と通報があった。救助された2人の男性はいずれも意識はあり、市内の病院に搬送され手当を受けている。

 また、行方がわからなくなっていた40代の男性従業員はさきほど発見され、現在救出中だという。けがの状況はわかっていない。

 倉吉市ではきのう線状降水帯情報が出され、きょうは午後3時40分までの3時間で、117ミリの雨が降り、記録が残る1977年以降、観測史上最大となっている。

 事故直後に現場を見た人は「午前中はそうでもなかったが、お昼ごろから急に土砂降りになって危ないなと思った。崩れた場所は普段は草が覆っていて緑色でいきなり茶色の地肌が出ていたのでびっくりした」と話していた。(ANNニュース)