「俺だったらとっくに感染拡大を止めているというのがあるから厳しくなる。ダメなものはダメと言っているだけ」
前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が、小池都知事に対して批判的な言動を繰り返す理由ついて言及。「現知事として、前都知事の立場から批判をしている」と述べ、あくまでも個人的な感情によるものではないと主張した。
小池都知事との関係について、40年前までさかのぼった舛添氏は「もともとはジャーナリスト・竹村健一さん(2019年に死去)がテレビやメディアの親分のような方で、そこでMCとアシスタントのような関係で仕事をしていた。彼女が先に政治家になって、私は東大名誉教授などで10年ほど教えていた。私が国会議員になって、彼女の方が先に大臣になったりした。すれ違ったら挨拶をするぐらいで、話はとくにしなかった」と当時を振り返ると、関係自体は“可もなく不可もなく”と説明。
しかし、関係が悪化したのは小池都知事が都知事選に立候補した頃からだという。
「『私は舛添と違ってあんなことやりません』というようなことを言われた。関係ないだろという感じだが、私はちょっとでも関係のあった人の悪口は言わないとう方針で来ていたので、それはないのではと」
舛添氏は今月2日、過労による静養から10日ぶりに復帰した東京都の小池知事が開いた記者会見で「どこかでばたっと倒れているかもしれませんが、それも本望だと思ってやり抜いていきたい」などと述べたことについて「お涙ちょうだい的な話。菅首相の方がもっと大変」「いくらでも見せかけはできる。政治というのは演技。“倒れても本望だ”みたいなことを言っていたが、10日間も倒れていた。何を言ってるのか、ちょっとおかしい。下手な芝居は見たくない、ただそれだけだ」などと厳しい論調で苦言を呈し、波紋を呼んでいる。ただ、一連の批判は個人に対するものではないと念を押す。
「現知事として、前都知事の立場から批判をしている。今の田村厚生労働大臣に対しても、元大臣としてワクチン足りないのはやり方がおかしいというのはしょっちゅう言っている。彼女が大阪府知事だったら、何も言わない。大阪府のことを知らないので。そこは誤解のないように」
そのように話した舛添氏は、あくまでも個人的な感情による“口撃”ではないと主張した。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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