【米大リーグ】マリナーズ1-7エンゼルス(7月11日・日本時間12日 シアトル/T-モバイル・パーク)
エンゼルス大谷翔平投手が、「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打(1四球)でオールスターゲーム前最後の試合で、勝利に貢献した。期待された34号こそ出なかったが、6試合ぶりにノーヒットに終わった前日から一転、3試合ぶりのマルチ安打も記録。活躍の勢いが衰えない「SHOHEI OHTANI」に対して、現地メディアの密着ぶりもさらにヒートアップしている。
大谷の定位置は「2番・DH」。投手との二刀流でもなければ、1試合で4打席ほど入り、中継に映る時間などせいぜい10分程度といったところだろう。ただ、今や全米スポーツ界最大の関心事でもある大谷には、常にカメラが向けられており、その表情や仕草が映り続けている。
1回の第1打席、ツーベースを放ち二塁に到達にした際は、マリナーズのショート・クロフォードと笑い合う、ほんのわずかなシーンがリプレーシーンとして流された。また、その後に三塁に進んでいた大谷が、3アウト後に味方のバットを拾って戻るシーンは、背中しか見えないにも関わらず、しばらく映り続けた。
ハプニングでも起きようものなら、繰り返して放送されるほどだ。7回の第4打席でファースト強襲の内野安打を放った直後、一塁線付近にいた塁審と勢い余って“ハグ”。2人とも衝突というほどぶつかることもなく、笑顔が生まれた場面となったが、ここも現地カメラがばっちりとキャッチ。これには中継していたABEMAの実況・DJケチャップ氏も「最後は審判と交錯ですね。またこれがいろいろなエピソードが生まれて、記事になるんですよね。大谷、何やっても記事になるから」と笑っていた。
オールスターゲームでは特別なCMが作られ、ベンチでは通訳の水原一平氏やチームメイトと談笑するシーンもよく映る。ホームランダービー、オールスターゲームは急遽日本でも放送が決まり、「大谷カメラ」の導入も発表されている。オールスター明けも活躍が続けば、現地でもいよいよ本格的に「大谷カメラ」の導入が検討されるかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)