<大相撲七月場所>◇千秋楽◇18日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ
横綱・白鵬(宮城野)が大関・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を下し、15戦全勝で7場所ぶりに自身持つ最多記録を更新する45回目の優勝を果たした。全勝優勝も歴代最多の16回目。6場所連続の休場明けで、場所前から「進退をかける場所」と言われていた中、初日から徐々に調子を上げ、時には奇策も入れながら白星街道を快走。横綱昇進が濃厚な後輩を意地で退け、完全復活を印象づけた。
場所前に飛び交った「引退」の話題も、まるで聞こえなくなる全勝優勝だ。今年3月に手術した右膝には、場所中ずっとサポーターがつけられるなど、決して状態としては万全ではなかったが、それでも一番ごとに相撲勘を取り戻すと、張り差しで相手の出足を止め、組んでからは盤石。場所が進むにつれて「横綱相撲」を取り戻した。また勝ちにこだわる相撲も見られた。十四日目の正代戦では仕切り戦から大きく離れる奇策。周囲からは批判の声も多数飛んだが、それでもなお白鵬に土をつける力士がいなかったというのも現実だった。
五月場所、七月場所と2場所続いた「一人横綱」、来場所は照ノ富士が昇進し2人になり、両者はこれからも千秋楽、結びの一番を戦い続ける。来場所も同じく全勝対決が見られるか、それとも白鵬に土をつける力士が現れるのか。
◆白鵬、直近の成績
2020年七月場所 10勝3敗2休
2020年九月場所 全休
2020年十一月場所 全休
2021年一月場所 全休
2021年三月場所 2勝1敗12休
2021年五月場所 全休
2021年七月場所 15勝0敗(優勝)
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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