50秒のにらみ合い、かち上げ、雄叫び 白鵬の一番に元若乃花もうなる「あのエルボーはいただけない。ほとんど捨て身。いい意味で言えば勝つ執念」
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大相撲七月場所>◇千秋楽◇18日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ

 元横綱・若乃花の花田虎上が、千秋楽結びの一番で優勝を決めた横綱・白鵬(宮城野)について、その取り口に「あのエルボーはいただけない。ほとんど捨て身。いい意味で言えば勝つ執念」といった見解を示した。

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 白鵬は3月に右膝の手術を受けるなど、6場所連続休場から復帰。今場所に進退をかけると言われていたが、初日から徐々に相撲勘を取り戻しと白星を積み重ね、時には横綱としては珍しい奇策まで使いながら千秋楽まで全勝を守った。また、結びの一番で戦った大関・照ノ富士(伊勢ヶ濱)も、2場所連続優勝中の力を発揮し14連勝。9年ぶりとなる千秋楽での全勝対決が実現した。

 館内のボルテージも最高潮となる中、時間いっぱいになったものの、白鵬がなかなか蹲踞の姿勢を取らず、照ノ富士と立ったままにらみ合い。蹲踞してからも手をつくまで時間がかかり、結果的に約50秒にらみ合うことになった。また、ややふわっとした立ち合いから、白鵬は右肘を使って照ノ富士に強烈なかち上げ。さらに離れてからは張り手を繰り出し、組み止めた後は強引ながら小手に振って、勝負を決めた。

 初日から見せてきた立ち合い直後の張り差し、十四日目には仕切り線から大きく離れた立ち合いと、これまで以上に勝利にこだわる姿勢を見せた白鵬は、強敵を倒し全勝優勝を決めると豪快なガッツポーズ、さらには雄叫びをあげて喜びを表現した。

 この一連の戦いぶり、仕草にABEMAの視聴者からは賛否両論のコメントが殺到。「歴戦の白鵬、勝負の鬼だ」「やってることはえげつないけど強い」「これでいいんだよ、格闘技だぜ!」というものから、「ガッツポーズやめろ」「雄叫びは品格ない」「また荒れそうな取組」というものも見られた。

 この一番に花田は「立ち合い、照ノ富士がにらみ合いに乗っちゃいましたね。白鵬のタイミングになっちゃった」と、立ち合う前の駆け引きで照ノ富士が白鵬のペースに乗ってしまったと指摘。また、白鵬が立ち合い直後に見せたかち上げについては「あのエルボーはいただけない。かち上げではない。あれは横綱らしくない相撲」と言及した。また張り手の応酬になった場面では照ノ富士の闘争心について「白鵬を張る力士なんていない。気持ちいい」と高く評価していた。さらに、白鵬の強引な小手投げについては、相手の腕を折るばかりと表現した上で「ほとんど捨て身。いい意味で言えば勝つ執念」と加えていた。

(ABEMA/大相撲チャンネルより)

白鵬が16回目の全勝優勝
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