【米大リーグ】エンゼルス4-7マリナーズ(7月18日・日本時間19日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手がマリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。7回の第4打席で、俊足を活かした一塁への内野安打を放ち、ベースを駆け抜けた直後、視線の先にいるスタンドのファンに見せた粋な心遣いが「羨ましい!」「間違いなく悶絶する」などネットで話題を呼んでいる。
この日の大谷は第3打席まで空振り三振、四球、四球と快音なし。前日の試合に続いてヒットがないまま迎えた第4打席の対戦相手は、左打者対策として直前にマウンドに上がった左腕のミシェビチ。その初球、外角への変化球を引っ掛けたゴロは、“大谷シフト”でやや深めに右翼線を守っていたファーストのフランスへ。並の選手なら難なくアウトという場面だったが、どちらが先に一塁ベースを踏むかというスプリント勝負で大谷が持ち前の脚力を見せつけた。
大きなストライドで一気にスピードに乗り、ジャンプをするように最後の一歩を踏み出すと、フランスと交錯するように一塁に到達。際どいタイミングだったがわずかに大谷の足が先にベースに到達しており、2試合ぶりのヒットとなる一塁への内野安打が記録された。
フランスがボールをキャッチした時点で2倍ほどあった一塁までの距離を、驚異的なスプリント力で逆転してみせた大谷に対して、ABEMAの視聴者から「これで間に合うのすごい」「速すぎてワロタ」「足にスランプは無し!」などの声があがった。さらにその直後、ベースを駆け抜けた大谷が視線の先のスタンドにいるファンに向かってやや首を傾げ、おどけたように視線を送るとファンは歓喜。その様子を見た視聴者からも「羨ましい!」「間違いなく悶絶する」「可愛い」など嫉妬にも似た反響が寄せられていた。
なおチームは敗れたものの、大谷は第5打席、9回2死から34号2ランを放ち、後半戦ですでに3本の本塁打を含む31本を放って大谷を猛追するブルージェイズのゲレーロJr.との差を3本とした。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)