【米大リーグ】エンゼルス4-7マリナーズ(7月18日・日本時間19日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手がマリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、7回の第4打席で2試合ぶりのヒットとなる内野安打を放った。しかし全力疾走の末にベースを踏む際に大ジャンプを披露したシーンについて、「マドン監督に怒られる」と一部のファンから心配の声が上がっている。
160kmを超えるファストボールや本塁打王争いトップを走る長打力だけでなく、その快足ぶりでもファンをたびたび沸かせている大谷。この日の第4打席では、ゴロをキャッチしたマリナーズのファースト・フランスを相手に「どちらが早く一塁に到達するか」の競争に。爆発的な加速力を見せた大谷は最後の一歩で大きくジャンプし、その甲斐もあって間一髪フランスに先んじて一塁ベースを踏むことに成功した。
抜群の身体能力を活かした内野安打にファンが盛り上がる中、実況の石黒新平アナは「マドン監督からはジャンプしてベースを踏むのはやめなさい、と言われているそうですが……」とポツリ。どんな場面でも全力プレーが身上の大谷に対して、走塁による負傷のリスクや二刀流への影響を少しでも避けたいマドン監督が抱える悩みがうかがえるエピソードだ。
その後、塁上では一塁ベースコーチと笑顔で談笑する場面もあったが、あらためて「ジャンプは禁止」とやんわり注意を受けていた可能性もある。規格外の身体能力を誇り、二刀流を続けながらも激しいプレーをいとわない大谷だけに、怪我のリスクが通常の選手よりも高いことは言うまでもない。同シーンについても多くのファンがその脚力を称えていたが、同時に「マドン監督に怒られる」「国宝がジャンプすな」「足ひねらないでね」「ダメって言ったでしょ!」など、マドン監督の心理を代弁するようなコメントも相次いでいた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)