【米大リーグ】アスレチックス6-0エンゼルス(7月20日・日本時間21日 オークランド/オークランドコロシアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地で行われたアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席での四球の後は3打席連続で三振と見せ場を作れず、チームも6対0で敗れた。また同試合の8回、エンゼルスのマドン監督が審判団に激怒。猛抗議の末に退場処分となり波紋を呼んだ。
両チーム合わせて3回のチャレンジ(いずれも成功)が行われるなど、不正確なジャッジが数多く見受けられたこのゲーム。塁審のアウト・セーフの判定だけでなく、球審によるストライクゾーンの判断も一向に安定せず、早朝から試合を観戦した日本のファンからもたびたび疑問の声が上がっていた。
アスレチックスが6点リードと一方的な試合展開となった8回、ついにエンゼルスのマドン監督の堪忍袋の緒が切れた。球審に何やら詰め寄ると、凄まじい剣幕で何事かを早口でまくし立てて猛抗議。退場処分が下された後もマドン監督の怒りは収まらず、アスレチックスファンのブーイングが響く中で判定を咎めるジェスチャーを繰り返した。
ABEMAの視聴者からは「いいぞもっと言え」「同じ気持ちだぞ!」「これは仕方ない」「マドン見直したわ」「判定やばかったからな」とマドン監督に同調する声が続出。また「選手守る姿勢は素敵」「これは選手納得させるために必要」「マドンに拍手」「泣けてくるわ」など、率先して行動する指揮官の心意気を称えるコメントも相次いだ。
中継で実況を担当した石黒新平アナは「チームを鼓舞するという意図もあるかもしれません」と分析。アスレチックスを相手に2試合で1得点と自慢の打撃力を発揮できず、またリリーフ陣の不安定さも露呈して見せ場なく連敗を喫したエンゼルスは3連敗で借金「2」となった。リスク覚悟のマドン監督の猛抗議は選手たちの闘志に火をつけることができたのか、今後の戦いぶりに注目が集まる。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)