“高速移動の重戦車”が再起動 糸谷哲郎八段、力強い早指しで快勝 リーダーの威厳たっぷり/将棋・ABEMAトーナメント
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 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント1回戦・第1試合、チーム羽生とチーム糸谷の対戦が7月24日に生放送され、第5局で糸谷哲郎八段(32)が中村太地七段(33)に127手で勝利した。

【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷

 公式戦から早見え早指しで知られる糸谷八段が、久々のフィッシャールールでも、その適性の高さを存分に発揮した。先手番からいきなり端歩を突くなど、個性的な指し回しから雁木に囲って先頭開始。先に仕掛けてきた中村七段に対して、攻め合いに応じて徐々にリード。「狙い通りよくわからない将棋になりました」と、チームカラーである自由奔放な将棋をリーダー自ら体現し、本戦初出場で勝利を持ち帰った。

 仲間の戦いぶりを見守ってから、最後に出てきてしっかり勝つあたり、リーダーの威厳もたっぷり。その存在感は、実に大きい。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷
お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム羽生VSチーム糸谷

“高速移動の重戦車”が再起動 糸谷哲郎八段、力強い早指しで快勝 リーダーの威厳たっぷり/将棋・ABEMAトーナメント