【米大リーグ】エンゼルス-ロッキーズ(7月27日・日本時間28日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したロッキーズ戦の初回、エンゼルスのサードを守るメイフィールドがゴロを弾き、浮き上がったボールをショートのホセ・イグレシアスがキャッチ。27日に行われたソフトボール決勝で日本代表が見せた「奇跡のプレー」を再現するかのようなシチュエーションに、ファンからさまざまな反応が寄せられた。
初回、無死二塁からロッキーズの2番・ロジャーズがサードへの鋭いゴロを放つ。好守で知られるメイフィールドだがイレギュラーした打球を処理できず、ボールは腕に当たってフワリとショート方向へ。これをイグレシアスがダイレクトでキャッチして送球の構えを見せるも、一塁はすでに間に合わず、二塁ランナーもストップしており、結果的にサードのエラーで無死一、二塁とピンチが広がることになった。
一連のプレーを目にした日本の視聴者からは「昨日ソフトで見た」「昨日のソフトみたい」「昨日のソフトボールやん」「ソフトボール再現」といったコメントが殺到した。27日のソフトボール決勝の日本対アメリカ戦では、6回に訪れた1死一、二塁のピンチで鋭いライナーをサードの山本優が弾き、浮き上がったボールをショートの渥美万奈がノーバウンドでキャッチ。即座に二塁へ送球して飛び出していたランナーを刺し、奇跡的なダブルプレーでアメリカの反撃の流れを断ち切った。
金メダルを引き寄せた超ファインプレーとは異なり、エンゼルス守備陣はアウトを取ることはできなかったため、一部ファンからは「渥美ならさばいてた」という指摘も。このエラーでリズムを崩したのか、メイフィールドは続く3番・ストーリーの平凡なサードゴロもこぼしてしまい、連続エラーで無死満塁となってロッキーズが2点を先制。見た目にはよく似たプレーだったものの、ソフトボール日本代表の僥倖にあやかることはできなかったようだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)