【米大リーグ】エンゼルス０－２アスレチックス（7月30日・日本時間31日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手が本拠地で行われたアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場。2試合ぶりの38号にファンの期待と注目が集まったが、4打数１安打１三振と快音を残すことはできず、さらに第3打席にセンター前ヒットを放った大谷は今季16個目となる盗塁を試みるもアスレチックスの捕手・マーフィーの強肩によって阻止された。打線が沈黙して敗れたチームは勝率が5割になった。
そんな試合の中で、失点を防ぐ巧みな守備に相手走者が困惑し、スタジアムがどよめく場面があった。それは、きのうの試合でも見事なバックハンドでのグラブトスを披露したショートのホセ・イグレシアスだ。
問題の場面は4回表アスレチックスの攻撃。1死一、二塁で打席には８番・アンドリュース。ここまで０－０に抑えていたエ軍先発のサンドバルとしては、なんとしても先制点を防ぎたい場面だ。
２ストライクと追い込んでからサンドバルが投じた外寄りのチェンジアップに食らいついたアンドリュースの打球は、フラフラっとイグレシアスの頭上を越えたが、イグレシアスはこの打球を追うことなく視線を前に向けたまま走者をけん制する。この動きに惑わされた二塁走者のローリーはスタートを切ることができず、イグレシアスの術中にハマった。
打球がレフト前に落ちたことを確認したローリーは難なく三塁に到達したが、先制を期待したアスレチックスファンからはため息が、エンゼルスファンからは歓声が上がった。しかし、イグレシアスの好プレーも実らず、満塁のピンチを招いたサンドバルは押し出しを与えるなど、この回１失点。試合展開からみても重い1点を与えることになってしまった。
イグレシアスが見せた連日の好プレーに対して、ABEMAのファンからは「騙したｗ」「神演技」「マジック」「イグやばい」「ナイスフェイント」など称賛の声が相次いで寄せられた。きょうの大谷は第１打席で三振、第2打席はセカンドゴロに倒れ、第3打席でセンター前ヒットを放つも、今季16個目を狙った二盗には失敗。第4打席はサードゴロだった。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
