【米大リーグ】エンゼルス-アスレチックス(8月1日・日本時間2日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手がアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場し、1死一塁で迎えた5回の第3打席はダブルプレーに倒れた。同シーンで、中継のカメラはアスレチックスの先発・ジェフリーズのユニフォームを着た母親と思われる女性に密着。「Oh!! YES!!」と声を張り上げて喜ぶ姿に視聴者の注目が集まった。
この日の大谷は、今季初登板となったアスレチックスの右腕・ジェフリーズを相手にレフトフライ、センターフライと2打席連続で凡退。第3打席は3点ビハインドの5回、1死一塁と一発が出れば1点差に迫る場面での対決となった。
するとカメラは、ジェフリーズのユニフォームを着て心配そうにスタンドで観戦する母親らしき女性の姿を捉える。そんな彼女の願いが通じたのか、大谷は5球目の内角球に差し込まれてセカンドゴロ。これが「4-5-3」のダブルプレーとなってエンゼルスは追撃の好機を逸した。
シーズンMVP最有力候補の呼び声高い大谷を見事に打ち取り、女性は「Oh!! YES!!」と歓喜の大絶叫。アスレチックスにとっては敵地のエンゼル・スタジアムであることもまるでお構いなし、といった様子のハイテンションぶりに、視聴者からも「めっちゃ叫んでる」「お母さんキレキレ」「母ちゃん大喜びw」「これが愛の力か」「家族じゃなかったら逆に笑えるわ」といった反響が続出した。
ABEMAの中継で実況を務めた節丸裕一アナは「お母さんなんでしょうかね。あの喜び方は」としみじみコメント。またジェフリーズの登板発表が直前までなかったことを踏まえつつ、「おそらくユニフォームまで作って敵地に応援に来る方はなかなかいらっしゃらないんじゃないかと。そんな言い方をしては失礼ですけれども。ご家族でしょうね」と推測した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)