アニメにおいて、「親が偉大なキャラだった」という、いわゆる二世としての属性を持つ主人公は少なくありません。物語の途中で「実は……」と発覚する作品もあれば、最初から強大な存在として行く手を阻むというような構成の作品もあります。
ここでは、そんな二世キャラの主人公が活躍するアニメをピックアップして紹介します。誰もが知るタイトルはもちろん、「言われてみればそうだった!」という作品まで並べていますので、新しい発見があるかもしれません。
※作中設定のネタバレを含む記述がありますのでご注意ください。
■ドラゴンクエスト ダイの大冒険
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 (C)SQUARE ENIX CO., LTD.
勇者を目指して魔王軍と戦い、成長していくダイ。物語当初は出生不明でしたが、やがて父が魔王軍に属する竜の騎士・バランだと判明。父と同じ竜の騎士の力を使い、バランと戦うこととなります。
<作品概要>
かつて魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した――時は流れ、魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。 島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。 だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。 師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命……再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まる。
■BLEACH
主人公・黒崎一護は死神代行に選ばれ、虚(ホロウ)退治を続けていきます。やがてさらなる大きな戦いの渦に飲まれていく中で、父・一心がかつて死神であったことが発覚します。
なお一護の母・真咲も純血統の滅却師と呼ばれる存在であり、彼女の力も一護の戦いを支えていました。
<作品概要>
集英社「週刊少年ジャンプ」原作の人気剣戟バトルアクション。 幽霊が見える以外は普通の高校生、黒崎一護が死神・朽木ルキアと出会い、死神の力を譲渡されたことで死神代行として空座町にいる虚(ホロウ)退治を請け負うことに……死神の力を手にした一護は死神の世界・尸魂界(ソウル・ソサエティ)の動乱に巻き込まれ、熾烈な戦いの中劇的な成長を遂げていく。
■NARUTO -ナルト-
忍者の里に住む主人公・うずまきナルトの父は、里一番の忍びである火影の四代目・波風ミナトです。当初は父のことを知らなかったものの、ナルトは火影を目指し、最終的に七代目火影となりました。
続編であるアニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」では、ナルトの子・うずまきボルトが主人公として活躍、こちらも二世キャラがメインを張るお話となっています。
<作品概要>
「絶対、火影になってやるんだってばよ!!」 木ノ葉の里の落ちこぼれ忍者、うずまきナルトの夢はいつか里一番の忍者「火影」の名を受け継ぐ事。その身に封印された尾獣「九尾の妖狐」ゆえに孤独な過去を背負ったナルトだが、サスケとサクラという仲間を得、上忍カカシ率いる第七班の一員として任務をスタートさせた。
■ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
いわゆる「ジョジョ4部」の主人公である、日本の地方都市に住む学生・東方仗助。彼の父は2部の主人公、ジョセフ・ジョースターです。ジョセフ同様に特殊な能力「スタンド」を発現させることができ、町のさまざまな事件へと関わっていくこととなります。
なお「ジョジョ」シリーズはジョースター家一族の物語ということもあり、3部(「スターダストクルセイダース」)主人公・空条承太郎は仗助の甥だったりと、各部を超えて広く血縁関係が存在します。
<作品概要>
エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年後。1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、日本のM県S市、杜王町にやってきた。しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、「スタンド」を持っていた。そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。「この町には何かがある……」生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる――。
■コードギアス 反逆のルルーシュ
身分を偽り学園に通っているルルーシュ。彼の本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、神聖ブリタニア帝国の第11皇子で、父は第98代皇帝のシャルル・ジ・ブリタニアです。強大な力を持つシャルルへの復讐が、ストーリーの軸の1つとなっています、
<作品概要>
超大国ブリタニア帝国に占領された日本=エリア11。そこに生きる二人の少年、ルルーシュとスザク。「ギアス」の力を手に入れ、世界を壊そうとするルルーシュ。ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、世界に理想と真実を求めるスザク。二人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがす大きなうねりとなっていく。
■進撃の巨人
巨人化する能力に目覚め、ほかの巨人を駆逐するために戦い続けるエレン・イェーガー。彼の力は父のグリシャ・イェーガーから、過酷な運命とともに受け継いだものでした。
<作品概要>
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は 高さ50メートルの巨大な壁を築き、 壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた……。 まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も 突如として崩れ去ってしまう。
■美味しんぼ
東西新聞社文化部の記者である山岡士郎、その父は「美食倶楽部」を主宰する大芸術家・海原雄山です。物語開始以前から2人の中は断絶しており、作中では「究極のメニュー」対「至高のメニュー」で幾度も争っています。
<作品概要>
東西新聞文化部の記者である山岡士郎と栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、ライバル紙の帝都新聞が、美食倶楽部を主宰する海原雄山の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げた。ここに「究極」対「至高」の、海原雄山と山岡士郎の間で繰り広げられる、料理を通じた親子対決が始まる。
■食戟のソーマ
主人公は下町の定食屋の息子・幸平創真。料理人として父・幸平城一郎を超えることを目標に、名門料理学校に入学し料理の腕を磨いてゆきます。
<作品概要>
下町の定食屋「ゆきひら」では、今日も父・城一郎と息子・創真が料理対決を繰り広げていた――。 中学を卒業したら実家「ゆきひら」で料理の修行をし、父を越える料理人を目指そうとしていた創真。 だが突然の休業、そして父の提案により、日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」(遠月学園)の編入試験を受けることに。 そこは最高峰の料理人だけを育てる、卒業到達率10%以下の超絶エリート校だった。
■A3!
劇団・MANKAIカンパニーを立て直すため、主宰兼総監督として奮闘する立花いづみ。MANKAIカンパニーを創設したのは父であるため、その意志を受け継いだ形といえます。
<作品概要>
東京郊外の街・天鵞絨(ビロード)町には『ビロードウェイ』と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にし、劇団員の聖地となっている。そんな街に、一通の手紙を頼りにMANKAIカンパニーを訪れた立花いづみは、その劇団は父親が立ち上げたものだと知る。しかし父は不在、くわえてお客はゼロ、借金もあり、劇団員は1名――いづみはそんな劇団を立て直すため、主宰兼『総監督』となり立て直すため奔走することになる。はたして、MANKAIカンパニーの運命は?
アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編にあたるエピソード(動画リンクつき)
完結編(前編) | |
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88 | 地鳴らし |
89 | 自由の翼 |
90 | 絶望の淵にて |
完結編(後編) | |
91 | 天と地の戦い |
92 | 心臓を捧げよ |
93 | 長い夢 |
94 | あの丘の木に向かって |
「進撃の巨人」原作漫画
・アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」公式サイト