【米大リーグ】ブルージェイズ-エンゼルス(8月10日・日本時間11日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が、ブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場を果たした。3回の第2打席は、やや抜け気味のスライダーに手が出ずに見逃し三振。8月の不調を象徴するかのような三振に、ファンからは「どうしたんだ…」「これは相当悪いな」と心配の声が上がっている。
8月は8試合に出場して20打数2安打、打率.100でホームランなしと、バッティング面での苦戦が続く大谷。インターリーグ(交流戦)のベンチスタートを挟んで4試合ぶりに「2番・DH」でのスタメン出場となったダブルヘッダーの1試合目は、打撃タイトルやMVPを争うブルージェイズのゲレロJr.との“直接対決”となった。
完全復活に期待が集まる中、第1打席は平凡なセカンドゴロながら相手の失策で出塁した大谷。1死走者なしで迎えた第2打席は、カウント2-2からブルージェイズの先発左腕・マッツが投じた抜けたスライダーに手が出ず。外角球を待っていたキャッチャーの構えとは異なり、インハイのボールゾーンから曲がってきた球をのけぞるような仕草で見送った大谷だったが、球審は即座にストライクをコール。大谷自身は驚いたような表情を見せていたものの、リプレー映像でもしっかりとゾーンを通過したストライクであることが確認された。
直近の打撃不振を象徴するような見逃し三振を受けて、ABEMAの中継で実況を担当した節丸裕一アナは「大谷がなかなか不振から抜け出せずにいます」とコメント。ファンからも「どうしたんだ…」「これは相当悪いな」「まだまだ見えてない」「首傾げるけど全然入ってる」「ガンバレ」「打てないときこそ応援よ」といった心配の声やエールが続出した。ひとつきっかけを掴めば一気に状態を上げることが多い今季の大谷だけに、ファンの不安を一掃するような豪快な一発に期待したいところだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)