オリンピック真っ盛りの8月はじめ、つぶらな瞳のワンちゃんが、ある競技に挑んでいた。
愛知県豊田市の「なな」ちゃん。メスのポメラニアンで、七夕生まれの10歳だ。飼い主の「おて」「おかわり」「ふせ」の声にしっかり反応し、しつけが行き届いているようだ。
今月はじめ、そんなななちゃんの家でもオリンピックが開催された。種目は「陸上女子障害 決勝」。床に敷き詰められた“障害物”を避けたり、手作りのハードルはバーを落としながらも無事ゴール。ななちゃんの首には“金メダル”がかけられた。
実は、生後5カ月の時にけがで左の前足を失ってしまったななちゃん。飼い主は、ハンデを負ったななちゃんに並々ならぬ愛情を注いできた。表彰台の真ん中ですました顔のななちゃん。この金メダルは本物のオリンピックに負けないくらい特別なものだった。
(『ABEMA Morning』より)