プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第2試合、チーム木村とチーム稲葉の対戦が8月14日に生放送され、第3局でチーム木村・佐々木勇気七段(27)が、チーム稲葉・船江恒平六段(34)に140手で勝利した。これでチームは無傷の3連勝。前半戦でも早くもベスト4進出にあと2つと迫った。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム木村VSチーム稲葉
じっくりとした相矢倉から始まった一局は、後手番の佐々木七段が中盤からじりじりとリード。終盤に向けても、船江六段の玉頭を中心に攻めを続けると、相手の反撃に対しても時間のない中で冷静に対処。対局後、自身も「1局目よりのびのび指せたと思います」というように、勢いのいい指し回しが光った。これには相手の船江六段も「序盤が下手すぎて、攻められっぱなしで疲れました」と苦笑い。プロ入り同期の対決も、流れに乗った佐々木七段のよさが最後まで光る一局となった。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






